YPG曰く: トルコ侵略軍とその支援組織SNCによる攻撃、続行さる
クルディスタン西部のYPG(民衆防衛部隊)は、その声明で、”トルコ侵略軍とその支援組織であるSNCはクルディスタン西部(ロヤヴァ)への攻撃を続行している”と報じた。30日0時をもって”発効する”という停戦は、そのイニシアティヴを持つことに拘るトルコ国家のこのような姿勢のもとで予想通り行われる。
クルディスタン西部のYPG(民衆防衛部隊)は、その声明で、”トルコ侵略軍とその支援組織であるSNCはクルディスタン西部(ロヤヴァ)への攻撃を続行している”と報じた。30日0時をもって”発効する”という停戦は、そのイニシアティヴを持つことに拘るトルコ国家のこのような姿勢のもとで予想通り行われる。
”ロシア国家とトルコ国家がシリア内戦の停戦に合意した”とされた日、トルコ国家が内国植民地として勝手に統治しているクルディスタン北部のMardin県Savur地区での”軍事作戦”に参加しているトルコ侵略軍兵士共が一住民を殺害した。このほか、現在、ディヤルバクル県の複数の村々にAKP政権のよこした同県知事がその意向で発布したことになっている”夜間外出禁止令”が勝手に行われ、住民生活が軍・警察からなる侵略軍の思いのままに踏み躙られている。
報道ではロシア国家とトルコ国家、そして反体制派のSNC(シリア国民連合)が停戦に合意…とのことだが、肝心のシリア国家実効支配地域の住民は、そこにはいない。ロシア国家の後援を受けたシリア国家と、トルコ国家などの支援を受けたSNCが合意したことになっているだけである。ここでもしゃしゃり出たトルコ国家がイニシアティヴを持とうと必死であるのは明白であり、奴らの眼中には合意当事者にシリア・クルド民主党を除く”反抗的なクルド”はもちろんの事ながら含まれていないのも明白である。
人民防衛隊筋の情報によると、12月25日にMardin県Savur (Stewrê)地区のŞutê村周辺でトルコ侵略軍が、ある”軍事作戦”を開始した、という。
侵略軍の作戦地域を通過する住民の自動車を銃撃するなどして侵略軍兵士共が同地区住民に圧力をかけた結果、住民1名が殺害され数名が負傷した。
この事件の非難の矛先が毎度ながらに”(クルド)ゲリラ”に向けられていると同筋は強調している。