2月最後の日曜未明の今夜の気温は、午前3時過ぎで8度と比較的温かいが、雨が風と共に時折吹き付けてくる事もある不安定な天候。商店街を追い出されたという仲間たちが元の場所に戻っていた。雨の日は元の場所ではしのげないはずだが、一体どうするのだろう。誰にも迷惑をかけない夜にささやかな休息を得る事の何が不都合なのか? 追い出そうとする個々人は是非一度、路傍での厳しさを味わってみるがいい。それから愚行に及んでも遅くはあるまい。そんな体験をしようというような御仁はいないと思うが。そんなに気楽に見えるなら、うらやましいと思うのなら、やってみよ。先ずそういう諸氏には続かないことだろう。あなた方の言う「怠け者」が路傍で冬季に生きていけるという事らしいが、そう思うなら、やってみればいい。「生きよう」という努力をしない者が路傍で生き残るなど、申し訳ないが難しいと言わざるをえない。厳しい条件下のサバイバーである野宿の仲間たちを蔑む前に考えてみるがいい。ぬくぬくとした空間で過ごす事になれた御仁は厳しい条件下では単なる落伍者であり、負け犬でしかないのだ。彼らの強靭な精神力・生活力の前には驚嘆する事はあっても蔑む必要は無いだろうと思うが。