ことぶき勧学院北都留教室の窓

コロナ禍の感染予防対策をしっかりと行い、年間計画に沿って講座や活動を行っております。自主活動も8月から再開の見込みです。

こぶんたん

2018-06-29 15:24:32 | おしらせ

こぶんたん。

それは「どものぶんがくたんけいたい」の略称です。

先日、この会員になっていらっしゃる2年生のIさんから、最新号をいただきました。これです。

ちょっと読み始めたところ、夢中になってしまいました。もちろん一番はじめに読んだのはIさんの作品です。

昨年の文化展の時に、「タンポポの花のように」というIさんの詩の展示を見て、すてきだなあとは思っていましたが、そのもとになっている、Iさんの創作童話が載っていました。Iさんは昨年山梨文学賞優秀賞の童話の作者です。その作品は孫とおじいちゃんのテレビゲームを巡るお話で、ほのぼのとした世代間のやりとりが魅力的に描かれていましたが、結末のどんでん返しが何とも痛快なお話でした。

このたんぽぽのお話は、「どこに行っても、元気で一生懸命に生きるのよ」とタンポポのお母さんに送り出された綿毛のひとつ(一人)が、アスファルトの隙間に根を張って、様々な困難に出会いながらもたくましく明るく愉快に生きて、次の世代に命を繋いでいくというあらすじ。私のつたない説明ではお伝えできない素晴らしい感動とあたたかな気持ちが、きっと読んだ方をつつむことでしょう。

もうひとつの作品もすてきですし、この本に載っているすべての方の作品が、秀逸で、本当に感動してしまいました。

上野原図書館、大月市立図書館にこの「こぶんたん」はおいてありますので、皆さんどうぞ手にとって読んでください。


 くらしは慎ましく 心は豊かに

2018-06-27 14:24:40 | おしらせ

6月26日(火)「世界と日本」は、NGO、JICA職員としてカンボジア・ネパールで活動していらっしゃった久保先生の講義でした。日頃私たちは日本から見た世界という目線で物事を考えがちですが、世界から見たら日本はどのような国であろうかという見方や考え方をしてみることは、大変興味深く、3時間の講義のあいだ、身じろぎもせず、集中して学んでいる生徒さんの姿が印象に残りました。

アンケートの感想を紹介します(皆さんいっぱい書いてありました)

先生の感性豊かで一途な、たぎる情熱、そしてたゆまぬ努力に敬服しました。不便だが不幸ではない心豊かな国の実情を知る機会を与えてくださり有難かったです。違いを知り、違いに寛容である先生の姿勢が素晴らしかったです。

・先生のお話にとにかく引き込まれて世界から日本を見て、自分が生きている日本。何もかも便利になっている文明社会について色々考えました。日本の当たり前は世界の当たり前とは言い切れないということに気づきました。

・パワフルな講義に圧倒されました。考えさせられるのは水や電気が不足しても心豊かに生きる人々、自殺や虐待のない世界、日本はどうなっていくのだろうかととても心配です。なくしてしまった物が恋しくなります。人間の身体、頭はよく動かしてこそ発達する物ですね。久保先生の教えを受ける子ども達はきっと素晴らしい大人に成長するものと思います

・自分たちの国日本が恵まれていることに改めて気づきました。同じ子ども達が等しく幸せであるように。心の豊かさが欠けている日本の便利すぎる暮らしを考えさせられました。

・実際の体験に基づいた講義なので、心に響きました。便利さの中で失った物も大きいと思いました。

・ネパールでの活動と映像(3000メートル登って先生自ら撮影した物)を紹介してもらえたことは、とてもわかりやすく大変よかったです。民族衣装、サリー等の実物に触れることが出来たこともよかったです。

・先生の素晴らしい生き方にとても感激しました。異文化、途上国。そこで生活をした先生の話はとても興味深く聞くことが出来ました。心の豊かさとは大事だと思いました。

・①ネパールの人々の心の温かさが伝わって来ました。②先生の話術のうまさも学びたいと思いました。③今日の講義は心身共に癒され染み渡る非常によい講義でした。④家庭教育をきちんとしておく必要性を感じました。

・先生のお話をお聞きし目頭が熱くなりました。国々ごとの習慣の中で生きていくことの大切さを感じることが出来ました。社会、世界に目を向けて行きたい。親子のつながりについても心を打たれました。

・楽しく実のある話でした。午後の自主活動の時間にもう一回聞きたいくらいです

・同じ職種であったにもかかわらず、私は自分の目先の事だけにのみ気をとられ、世界に目を向けることはほとんどありませんでした。貧しい生活をしている子ども達をニュースで見えも自分がそこへ行って何とか手助けが出来ないかなど絶対に出来ないと思い込んでいました。それを実際に自分で実行されておられる先生の志の高さに自分が恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。

・「日本の当たり前とネパールの当たり前」便利な生活が当たり前の私たちより貧しくても心の豊かなネパールの人たち。どちらが本当は幸せなんだろうと、強く考えさせられました。今から50年くらい前、私も同じような気持ちになったことを思い出しました。思っただけで実行できずに終わってしまったことを思い出しました。思っただけで実行できずに終わってしまったことを思い出しました。

・今の日本が教育を受けることはあたり前であるが、そんな中でいじめや不登校虐待等大きな問題になっている。人が人として生きること、人にとって何が大切なのか、日本人として真剣に考えなければならないのではないかと感じた。素晴らしい授業でした。

 


明日の2年生講座について

2018-06-25 14:07:48 | おしらせ

いつものことですが、9時をまわってから入り口へお願いします。

6月26日の講座は「世界と日本」です。手元の資料ではなく、ほとんどが映像資料となります。

午後の自主活動は、天神峠から笹子・本陣・矢立の杉まで歩きます。

熱中症が心配ですので、充分に準備をしてお出かけください。

*勧学院テーマを書いてお持ちください。朝受付で出してください。


食生活と運動について学習・実践しています

2018-06-23 09:23:36 | おしらせ

6月22日は山梨学院大学特任教授田草川先生による「高齢者の望ましい食生活」についての講義でした。食生活については知識としては持ち合わせていても、実践となるとなかなか難しいというのが本音のようですが、具体的なメニューから考察していくので、切実感がありとてもよい学び直しの機会になったようです。また、講座の後の質疑も大変活発で、生徒の皆さんの関心の高さを思いました。

午後の自主活動は、上野原の宿場町探訪です。会議室で栄養満点のお弁当をしっかりと食べてから、かなりの広い地域を回った強行軍でしたが、皆元気に歩きました。

犬目宿米沢家は、尾張徳川家が参勤交代の時に常宿にしていたので、今も葵のご紋の金杯など尾張徳川家ゆかりの品々が残っています。また、この宿からは北斎が富士を描き今でも望遠鏡で横浜港が遙か彼方に見えるという場所で尾張の殿様お気に入りのポイントだった理由が、うかがい知れました。

この場所からの富士。鉄塔の向こうに見えるはずです。

気持ちが晴れ晴れしますね。勧学院ならではの体験学習です。

 

 

 

 

 


大切な人に贈りたい本

2018-06-20 10:32:40 | おしらせ

まずはこのちらしをご覧ください

勧学院として みんなで「夏の自由研究」として取り組みたいと思います。

制限の150字は少ないですが、なんとかして短くまとめましょう。

2年生は図書館で学習していますし、1年生も文化ホールから上野原図書館までは歩いても近いので環境としても整っていると思います。

まさに北都留教室のためにあるような課題です。

 

人生を様々に歩いてきた世代だからこそ、伝えたい本があるはずです。

次回の講座の折に、チラシと応募用紙をお渡しします。チラシの裏面が原稿用紙になっています。

大賞には副賞の1万の図書券と賞状。学校賞も目指せます!!