8月４日（月）、２年生の講座「日本文化を味わう～茶の湯と禅～」

　講師は恵林寺住職、古川周賢老大師。前半は恵林寺との関係が深い武田信玄のお話でした。戦国最強と言われますが、その背景には史記を学ぶなど大変教養があったことや年貢のおさめさせ方など民をとても大切にしたということがあったことを知りました。

後半はいよいよ「茶の湯と禅」老大師のお話にあったように、禅語はその背景を知ることから始めなければ、その奥の深いところまで理解することは容易ではないようです。そのことを知ったことも、良い学びになっていると思います。私たち日本人の暮らしや精神生活のいたるところに禅語の世界観があって、それを知っていることで生き方が豊かになるようにも感じました。

ところで、講座の内容も大変興味深かったのですが、私は先生の笑顔あふれる話し方や天真爛漫なお姿に引き込まれました。みなさんも同様ではなかったでしょうか。笑顔ってとても大切ですね、相手まで楽しい気持ちにします。休み時間にお話を伺ったのですが、そんな古川先生もいろいろ悩みながら今のお立場になられたとのことです。祖父の影響もあり早稲田大学で学び、その後東京大学大学院に進学したそうです。その時、周りが優秀な人間ばかりなので自己嫌悪に陥ったそうです。そして、自己変革をしたいと考え、仏教の修行の道に進んだということです。そんなご苦労があったからこそ、素敵な笑顔になれるのかもしれませんね。

今日も教室にはお花がいっぱい飾られました。お花も素敵ですが、日直の１班のみなさの笑顔も素敵ですね。

勧学院祭の練習が始まりました

前回の学級会で配役が決まり、今回はさっそく「やさしい俳句で上野原カルタ＆北都留学園歌」の練習が始まりましたね。初回でしたので、一通りの流れを確認する程度でしたが、次回からは、演出も含め本格的な練習に入ります。何事にも積極的で前向きなみなさん、そんなみなさんの演技力に期待しています。

みんなで楽しくコーラス

7月31日の午後、1年生の自主活動は大塚先生を講師にお願いし、コーラス教室を行いました。１月から12月までの季節を代表する歌を手話を交えながら歌うことができました。また、季節感の歌も何曲か歌いました。私自身は今まで忘れていた曲もあり懐かしい気持ちになりました。新型コロナの影響でなかなか歌う機会が制限されていたので、久しぶりに歌声を出された方も多かったのではないでしょうか。とても楽しいひと時でしたね

 

人生１００年時代の心構え～飯野奈津子先生の講座

7月31日、1学期最後の講座。NHKで初めての社会部女性記者として採用され、長く現場で活躍。後年は論説委員として主に子育てや女性活躍社会等についてのテーマで活躍されてきた飯野奈津子先生のお話はいかがでしたか。ご自身も子育てや介護を経験されていて、記者としての視点だけでなく生活者としての視点も交えてのお話でしたので、説得力があったかと思います。サクセスフル・エイジングに向けて心がけることはたくさんありそうですね。勧学院で学ぶことも、サクセスフル・エイジングにつながりそうです。さっそく、今後のライフデザインを考えてみてください。

ところで、朝の会で能本委員長さんからウエルネスパークの所長さんによるクリスマスコンサートの提案がありました。今まで行われたヨーガ体験やウエルネスピクニック、そして本日行われたコーラスなどが学級独自の自主活動やレク活動は生徒さん同士の絆を深めるうえでとても大切だと思います。これからも、楽しい自主活動ができるとよいですね。

 

世界の環境問題について ～輿水達司先生の講座

７月２１日の講座は、山梨県環境科学研究所（現在の富士山科学研究所）の研究員として地球科学について研究されていた輿水達司先生の講義でした。南極の氷が少なくなっている、氷河が解け出している、地球の平均気温が過去最高になったなど、連日のように異常気象による環境変化が報道されていますので、身近な問題としてお話を聞くことができたのではないでしょうか。前半は地球レベルでのグローバルな環境変化や環境問題、後半はプレートの動きとそれに伴う上野原周辺の地殻変動や地震のお話でした。上野原周辺が３つのプレートの境にあたり、地震の巣になっているというお話は衝撃でした。みなさんの中にも、将来起こりうるだろう大きな地震に備えて準備をしたいという感想がたくさんありました。質問もたくさん出され、皆さんの学ぶ意欲と関心の高さがうかがえました。

朝の歌は今日も「北都留学園歌」（振り付き）です。4班のみなさんが前でリーダーシップを取ってくれました。勧学院祭では1年生を中心に発表する予定です。