氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

松屋町筋

2005-06-26 02:16:06 | 懐かしい思い出
大阪市内の大通りは東西を~通り、南北を~筋、と呼んでいます。
市内の東を南北に張り出した台地を上町台地と云います。
その台地の裾野が古代の海岸線であったと聞かされました。
そこを南北にのびる大通りが松屋町筋で玩具問屋、人形問屋、駄菓子問屋が軒を並べています。
大阪人は「まっちゃまち」と呼ぶ有名な問屋街です。
千日前通りの交差点で問屋街は終わり其処からは寺町で寺院が軒を並べています。
その交差点の北西に私の生家がありましたが現在は阪神高速の高架の下で道路に成っています。

交差点の道路際に馬の水飲み場がありました。
馬力といって馬が荷車を引いて大阪市内を闊歩していたのです。
トラックやオート三輪もありましたがリヤカーや馬が引く荷車が残っていたのです。
その馬が水を飲む場所が市内のあちこちにあったのです。

交差点は交通巡査が台の上から手信号で交通整理をしていたのを覚えています。
信号機のことを「ゴーストップ」なんてアメリカナイズされた呼び方をしていました。
連合国の兵隊を占領軍と呼ばずに進駐軍と呼んでいたのもおかしな呼び方ですね。
敗戦後しばらく続いた占領下の思い出です。

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