氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

風小僧

2005-09-11 07:42:54 | 懐かしいTV番組
昭和34年にMBS毎日放送で毎週火曜日の夜7:00~7:30まで「風小僧」を見ていた。
主題歌の「雲は~飛ぶ飛ぶ~木の葉は~騒ぐ~・・・」で始まります。

主人公の「風小僧」は(目黒裕樹)で「風小僧」を助ける疾風之助が(山城新吾)でした。
「風小僧」はお家の再興をはかる若様で残された財宝を探しながら諸国を巡ります。
山城新吾が認められたTVドラマでした。
しかしシリアスな時代劇は子供達にはあまり人気は出なかったのです。
なんと言ってもコメデイやヒーロー特撮物に人気は集中しました。

七色仮面

2005-09-10 09:33:53 | 懐かしいTV番組
昭和34年にMBS毎日放送で毎週火曜日の夜6:30~7:00まで「七色仮面」を楽しみに見ていいた。
東映が「七色仮面」の原作を川内康範に依頼し、七つの顔を持つ男「多羅尾伴内」のTVドラマ子供版として破格の製作費で製作されたTV作品である。
東映制作のTV仮面ヒーロー物の記念すべき第1作となった。

主役の「七色仮面」は名探偵、蘭光太郎(波島進)で後に千葉真一に変わる。
敵の怪人達は「 コブラ仮面」「 キングローズ」「 レッドジャガー」「 スリーエース」( スペード、ハート、キングの3仮面)「 ゴールデンキング&怪人ブタンカン」「 毒蜘蛛団と首領能面仮面」「 暗黒大帝」など魅力ある悪役達であった。

東映の劇場用映画でも「七色仮面」は封切られ人気が出た。
主人公の名探偵、蘭光太郎は変装の名人です、七つの顔を持つ男「多羅尾伴内」を意識したTVドラマで夢中になって見たのを思い出します。

豹(ジャガー)の眼

2005-09-09 08:05:09 | 懐かしいTV番組
昭和34年にABC朝日放送で日曜日の夜7:00~7:30まで毎週楽しみに見ていた「月光仮面」が終わって仕舞い後継番組の「豹の眼」が始まった。

主人公はモリー(大瀬康一)で悪役ジャガーは(天津敏)殺し屋ジョー(牧冬吉)中国娘、錦華(近藤圭子)です。

ジンギスカンの秘宝を秘めた三つの鍵を巡って「豹の眼」を名乗る秘密結社と戦う冒険ドラマだった。
しかしジャガーが悪役で子供達は戸惑った・・・
大瀬康一の「月光仮面」でのイメージが余りにも強すぎて新番組「豹の眼」にはなかなか馴染めない。
とうとう馴染めないまま見なくなってしまった。
楽しみだった日曜日の夜が面白くなくなり寂しかった事を覚えている。

鉄人28号

2005-09-08 08:12:09 | 懐かしいTV番組
昭和34年にYTV読売テレビで毎週月曜日の夜7:30~8:00まで「鉄人28号」実写版を見ていた。
「鉄人28号」は月刊漫画誌「少年」に原作者、横山光輝で大人気連載中です。

光るあの眼が~呼びかける~正太郎は英雄だ~・・・」
金田正太郎が主人公で「鉄人28号」の発明者敷島博士から「鉄人28号」の操縦器を貰う。
金田正太郎には小学生の内藤正一を起用した。

大塚署長率いる警察が怪事件を解決できない為、正太郎が「鉄人28号」を操縦し怪事件を解決する。

アニメ番組ではなく実写版の為、「鉄人28号」の着ぐるみがなんともブサイクで見られなかった。
対戦する「怪ロボット」も見栄えが悪くさえない。
この「鉄人28号」実写版は素材は良いのに予算と技術が伴わないTVドラマでした。
しかしブサイクで見栄えのしない「鉄人28号」も今と成れば懐かしい。

番頭はんと丁稚どん

2005-09-07 07:44:57 | 懐かしいTV番組
昭和34年にMBS毎日放送で毎週、月曜日の夜7:30~8:00まで「番頭はんと丁稚どん」を楽しみに見ていた。
大阪船場の薬問屋が舞台のTV喜劇で劇場公開生放送番組です。
主人公の丁稚、昆松(大村昆)、他の出演者は番頭(芦屋雁之助)丁稚(芦屋小雁)でした。
昆松ちょっと来い!」が流行語に成ります。
メガネと10円ハゲの昆松に人気が集中し大村昆の出世作になる。
主題歌は「丁稚だって~丁稚だって~夢が有るんだ~丁稚だって・・」でした。

番組提供は「七福製薬」で便秘薬の老舗メーカーです。
CMの狸の親子のアニメが新鮮でおかしくて学校で真似をしました。
便秘薬なので飲みたいとも買って欲しいとも思いません。

七福製薬は大阪の高津2丁目に本社があり南区高津4番丁の生家の近所でした。
懐かしい地名と思い出です。

びっくり捕物帳

2005-09-06 08:02:45 | 懐かしいTV番組
昭和34年にABC朝日放送で日曜日のお昼12:15~12:45まで「びっくり捕物帳」を毎週、楽しみにみていた。
「びっくり捕物帳」はTV公開生放送のマゲ物喜劇の先駆け番組です。
出演者は上方漫才の人気コンビである中田ダイマル、ラケット、藤田まこと、森光子、達でした。
中田ダイマル、ラケットの兄弟コンビは大阪では「ダイラケ」と縮めて呼びます。
寄席、映画の人気者でした。
中田カフス、ボタンの師匠です。

ダイラケコンビが目明し役で藤田まことが同心役でした。
同心の妹役が森光子で女だてらの立ち回りに人気が出ます。
藤田まことの同心役はのちの「必殺シリーズ」を暗示させるのか?

「びっくり捕物帳」は上方喜劇番組のTV公開放送ブームを呼ぶ人気番組でした。

鉄腕アトム

2005-09-05 08:33:14 | 懐かしいTV番組
昭和34年にKTV関西テレビで土曜日の夜6:15~6:45まで「鉄腕アトム」を毎週、楽しみに見ていた。
「少年」に連載中の手塚治虫、原作の大人気漫画をTVドラマ実写版化で放送される。

主人公のアトムは瀬川雅人です。
頭の両側がとがったアトムのヘルメットは苦心の作でした。
主題歌は「僕は~無敵だ~鉄腕アトム~良い子の為に~戦うぞ~・・・ジェット推進十万馬力~
後のアニメのアトムは百万馬力にバージョンアップされますが実写版アトムは十万馬力です。

残念な事に実写版「鉄腕アトム」の人気はいまいちでした。
勿論、SF漫画をTVドラマ化するのに無理が有るからです。
日本映画の特撮は世界でも有数な技術を持っていました。
しかし撮影に莫大な費用と日数がかかる為にTVドラマでは不可能です。

のちのTVドラマ実写版「鉄人28号」も「鉄腕アトム」以上に酷いドラマでした。
「鉄人28号」は巨大ロボットなのに・・・大人より少し大きいだけの着ぐるみです。
スクリーンプロセスなどの特撮技術は有れども費用の制約が多いTVドラマでは到底無理な話だった。
本格的なTV特撮ドラマは昭和41年1月9日から放送された「ウルトラQ」まで待たなくては成らなかったのです。
「ウルトラQ」は円谷プロダクションが初めて制作したテレビシリーズである。

ウルトラマンシリーズの原点でもありました。
しかし私はウルトラマンシリーズが放映される頃には興味が車やフアッションに移りTVどころではなかったのです。(笑


まぼろし探偵

2005-09-04 08:19:41 | 懐かしいTV番組
昭和34年にMBS毎日放送で水曜日の夜6:15~6:45まで毎週「まぼろし探偵」を楽しみに見ていた。
「まぼろし探偵」は少年画報に人気連載中の桑田次郎作画「少年探偵王 まぼろし探偵」をTVドラマ実写版化したものです。

「まぼろし探偵」は「赤い帽子に黒マスク~黄色いマフラーなびかせて~・・・」の主題歌で始まった。
主人公は「知恵と力の進君」こと冨士進(加藤弘)です。
進君の父親は警視庁の冨士警部(大平透)でした。

TVドラマでは原作通りまぼろし号のオートバイ使用が考えられたが空陸両用車「F・59まぼろし号」に変更される。
「まぼろし探偵」進君の武器、F・59まぼろし号(空陸両用車)、電波ピストル(殺傷力は無いスタンガン様のピストル)の発明者は吉野博士です。
この頃のヒーロー「月光仮面」「少年ジェット」「まぼろし探偵」達は悪人達を殺さない平和主義者だったのか?
戦争の悪夢や平和憲法が下敷きになっていたのだろう。
吉野博士の孫娘さくらを演じたのがなんと吉永小百合でした。

「まぼろし探偵」の相手は「怪人黒マント」「怪盗紅ばら男爵」「ニセ札団」「白狐」「暗殺団」「まだら蜘蛛」「謎のジョーカー」などです。
進君が黒マスクを付けて「まぼろし探偵」に変身するシーンは斬新で大人気となりました。

番組提供は「日本水産」で魚肉ソーセージが子供達に人気です。
魚肉ソーセージや魚肉ハムがご馳走だった時代でした。

少年ジェット

2005-09-03 10:11:14 | 懐かしいTV番組
昭和34年にKTV関西テレビで毎週水曜日の夜7:30~8:00まで「少年ジェット」を見ていた。
「少年ジェット」は講談社から発行されていた「ぼくら」に昭和34年2月から連載が始まった武内つなよしの人気漫画を実写版でTVドラマ化した番組です。

TV放映は昭和34年3月から始まりました。
主題歌の「勇気だ~力だ~誰にも負けない~この意気だ~」で番組は始まる。
船越探偵の助手である「少年ジェット」こと北村健が主人公です。
白いマフラーの北村健と愛犬シェーンと共に怪事件を次々と解決する。
武器はミラクルボイス「ウ~ヤ~タ~」の掛け声で波動が出て相手を倒す。
スーパーコルト(殺傷能力は無いスタンガン様の拳銃)とスクーター(富士重工のラビット号?)だった。

怪盗ブラックデビル、レッドベア、ハリケーン博士を相手に「少年ジェット」は戦い続けるのです。

番組提供は「エスビーカレー」でした。(ラビット号の富士重工もスポンサー?)
あの頃はライスカレーがご馳走でCMを見る度に食べたくなり「明日の晩御飯はカレーにして!」と母親に頼んだ事を思い出します。
レトルトのボンカレーは未だ無かった時代の事でした。

ぴよぴよ大学

2005-09-02 07:59:42 | 懐かしいTV番組
昭和33年にOTV大阪テレビ(現ABC朝日放送)で金曜日の夜7:00~7:30に「ぴよぴよ大学」と言うクイズ番組を毎週、楽しみに見ていた。
「ぴよぴよ大学」はラジオの人気クイズ番組だったのをTV番組に変えたのです。

出演は河井坊茶、千葉信夫、音羽美子、小林小太郎、でした。
「チキン総長」(河井坊茶)が出題者で「おんどり博士」(千葉信夫)「めんどり博士」(音羽美子)「ちゃぼ博士」(小林小太郎)という大人男女と子供の3人の解答者が出演するクイズ番組です。
家族で学べる教養番組で高視聴率を上げ人気と成りました。

私が覚えているTV番組の中でも最古の番組なので記憶があやふやで確信を持てません。
しかし「ぴよぴよ大学」という番組の名前や「おんどり博士」「めんどり博士」「ちゃぼ博士」と謂う名前に懐かしさを感じるのです。