氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

オレンジフーセンガム

2006-03-20 09:48:18 | 懐かしい御菓子
「丸川のオレンジフーセンガム」が懐かしい。
小さな丸い「オレンジフーセンガム」で1箱5円でした。
後には紫色の「グレープフーセンガム」も売り出される。

あの頃は「フアンタオレンジ」や「フアンタグレープ」などが売り出されて鮮やかな色が(人工着色料?)目新しかった。
外国の果物は憧れです。

今から思えば果汁はゼロで人工甘味料や香料、着色料が満載の危険な物ですが美味しかった。
「チクロ」や「サッカリン」「ズルチン」が禁止されると味が上品に成ります。
駄菓子や清涼飲料の味が変化し美味しくは無くなった。

体に良い物ばかり追いかけても病気や癌が無くならないのは何故だろう?

オレンジガム

2006-03-19 10:52:22 | 懐かしい御菓子
「オレンジフーセンガム」が懐かしい。
大きな真丸いオレンジ色のフーセンガムで1個5円でした。
メーカーの名前は忘れましたが大き目の「ドングリ飴」位のフーセンガムで外側が硬い飴のような皮膜が有る。
飴を舐め終わるとガムでした。

1個5円ですが当たりが出るともう1個貰える・・・
大きなフーセンガムだったので長持ちするし膨らますフーセンも大きかった。
大きくしすぎて割れたら顔中がガムだらけになって往生します。

最近の子供はフーセンガムを食べないのか余り見かけない。
昔はガムが人気の御菓子だったのに・・・大人向けのガムしか無いのか?


ゼリコ

2006-03-18 09:57:06 | 懐かしい御菓子
昭和30年代の初めに子供向けのパチンコや夜店の景品に「ゼリコ」が出てきた。
「グリコ」の真似かパクリのようなキャラメルです。

百貨店の屋上に有ったゲームセンターの「スマートボール」や「クレーンゲーム」の景品にも「ゼリコ」はよく有りました。
子供騙しのパチモンでしたが今と成れば懐かしい。

大人に成ってからも温泉場の射的屋(コルクの弾を的に当てて景品を貰う)に「ゼリコ」は生き残っていました。

何と言う長寿な御菓子でしょう
今でも「ゼリコ」は健在でしょうか?

コリスガム

2006-03-17 10:12:01 | 懐かしい御菓子
昭和20年代後半~30年代にかけて「ハリスガム」が有名でした。
「ハリス」は「カネボウ」に吸収されて「カネボウハリスガム」に成ります。

其の頃は有名メーカーの商標や意匠を真似た商品が多かった。
「ハリスガム」を真似て安い価格で駄菓子屋で売っていた「コリスガム」が懐かしい。

「コリス笛ガム」を駄菓子屋でよく買いました。
本家本元の「ハリスガム」が無くなったのに「コリス」は今でも健在です。

駄菓子屋の子供向けに徹したら企業もこれだけ長寿を保てるのか?
多角経営や近代化も好いでしょうが頑固一徹も素敵です。

ココアシガレット

2006-03-16 09:48:33 | 懐かしい御菓子
昭和30年代の初めに駄菓子屋で買った「ココアシガレット」が懐かしい。
煙草の「ピース」の箱に良く似たデザインで1箱5円でした。

中身の御菓子も煙草のようで咥えて遊んでいたら大人に叱られた。
「子供が煙草を玩具にしたら駄目!」
白い巻き煙草のような包装紙を破り「ココアシガレット」を食べる。
「煙草と違う~御菓子で~す!」

何と憎たらしい子供でしょう・・・
大人が間違う事が快感です。
煙草が嫌われ物では無く贅沢な嗜好品でした。
子供は大人に憧れ大人の象徴である煙草が御菓子に成ります。

嫌煙権が無かったあの頃が懐かしい。




タンクロー飴

2006-03-14 10:12:38 | 懐かしい御菓子
大阪ローカルのキャラメルかも知れませんが「タンクロー飴」が懐かしい。
大阪に有った「カルソ本舗」と言う製菓会社から売り出されていました。

「タンクロー飴」は阪本牙城の漫画「タンクタンクロー」をキャラクターにしたキャラメルです。
紅いパッケージに「タンクタンクロー」が大きく描いて有りました。

黒い砲丸に開いた5個の穴から頭と手足を出し刀とピストルを持ったチョンマゲ姿の「タンクタンクロー」を今でも覚えています。
時代劇なのにロボット?と言う荒唐無稽なストーリーの漫画でした。

「タンクロー飴」にはオマケのカードが入っていて点数を集めると景品が貰える。
夢中で集めました。

そのカードを学校で取り合うゲームが流行します。
休み時間には机の上で熱戦を繰り返し・・・先生に見つかり大目玉を喰らう

カバヤ

2006-03-13 10:23:22 | 懐かしい御菓子
昭和20年代の後半に「カバヤ文庫」の本が欲しくて「カバヤキャラメル」を買いました。
紅いパッケージの「カバヤキャラメル」は10円です。
オマケのカードが1枚入っている。
カードには「カ」「バ」「ヤ」「文」「庫」の5種類が有り全部揃えると「カバヤ文庫」(ハードカバーの立派な本)の好きな本を1冊貰えた。
しかし5種類全部は中々揃いません。
重複するカードが多かった。

戦後の未だ物資が豊富で無い時に本は貴重品だったのです。
「カバヤ文庫」に夢中でした。

それと学校に「カバヤ」の宣伝自動車が来た事も有りました。
なんと「カバ」の形をした自動車で「カバヤキャラメル」をくれたのです。
未だ自動車が少なく珍しい時代でした。

私は未就学でしたが校庭に行き「カバヤキャラメル」を貰った事を覚えています。

ニイタカドロップ

2006-03-12 12:06:08 | 懐かしい御菓子
今は無い懐かしいお菓子に「ニイタカドロップ」と「ニイタカキャラメル」が有りました。
何時の間にか見かけなくなった・・・

「新高キャラメル」や「新高ドロップ」は何処か戦前の雰囲気が有った。
真珠湾攻撃の暗号無線は「ニイタカヤマノボレ・・・」です。

台湾が日本の植民地で有った時に台湾の最高峰「玉山」を「新高山」と言い換えさせた。
現地の人々の感情を無視した酷い事です。
しかし台湾のお年寄りの中には「日本時代」を懐かしがって今でも「新高山」と呼んでいる。

「新高キャラメル」は台湾と何か関係が深かったのか?
興味が湧いてきます。




鉄人28号ワッペン

2006-03-08 09:58:20 | 懐かしい御菓子
グリコから売り出されていた「ワッペンチョコ」は1個10円でした。
駄菓子感覚で買える安さで人気が有ります。
それに「鉄人28号」などの「ワッペン」がオマケに付いていました。

当時の世相が東京オリンピック開催を昭和39年に控えて「航空会社」「世界の都市」「外国の紋章」などの「ワッペン」がブームになっていたのです。

この「ワッペン」を鞄や下敷き筆箱などに貼りまくった。
しかし下敷きだけは失敗です。
何故なら・・・「ワッペン」に鉛筆が引っかかってノートが破れる。
はがしても接着剤がこびり付いてノートが汚れ下敷きは駄目になりました。

今から思えば何であんなに「ワッペン」が大流行したのだろうか?

ビックリバッチ

2006-03-07 11:20:50 | 懐かしい御菓子
森永から売り出されていた「パレードチョコレート」には「ビックリバッチ」がオマケで付いていた。
「パレードチョコレート」と「マーブルチョコレート」はパッケージもデザインもうりふたつのソックリです。

「ビックリバッチ」はお菓子の蓋に付いていました。
ビックリと言っても動物やキャラクターが動くだけです。
「ステレオスコープ」と呼ばれた「立体ピクチャー」でした。
いまなら「3Dバッチ」とでも言うのか?

「ダッコチャン」の眼の部分がウインクするギミックがそれです。
何ともショボイ「ビックリバッチ」ですが・・・
昭和30年代後半の時代では優れ物でした。

各お菓子メーカーの販売合戦は益々エスカレートして行きます。