193119 アメリカを生かすも殺すも中国次第①~中国はバブル崩壊後も成長し驚異国となる
猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/11/24 PM04
『アメリカを生かすも殺すも中国次第』(ロシア政治経済ジャーナル)よりトビトビで部分転載します。
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日本人の中国観は現在、大きく三つに分けることができるでしょう。
1、中国は自滅するので驚異ではない。
2、中国はバブル崩壊後も成長するが、驚異ではない。
3、中国はバブル崩壊後も成長するが、驚異である。
RPEは、ご存じのとおり3の立場を支持しています。理由はいろいろありますが。
・中国は共産党の一党独裁国家である
・中国はチベットの民100万人を虐殺した
・中国は「台湾が独立を宣言すれば、遠慮なく攻撃する」と宣言している
・中国は「尖閣諸島は自国領」と主張している
・中国はそう遠くない昔にベトナムやフィリピンを侵略した事実がある
等々。
まあ、「中国は必ず尖閣諸島を侵略するだろう」とは断言できませんが。それでも、これまでの行動から「日本唯一の仮想敵だ」とはいえます。(仮想敵とは、「敵になる可能性がある」という意味)
欧米日が軒並みマイナス成長の中、中国は今年9%の成長です。
では、アメリカにかわる次の依存先はどの国か?これは「中国」になるでしょう。唐突な結論に思えるかもしれません。しかし、以下二つの記事を読めば、意見が変わると思います。
●中国、名目GDP世界2位へ 今年にも日独逆転 「元高」が押し上げ
08年4月9日8時27分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
中国が名目GDP(国内総生産)で早ければ今年にも日本を追い抜き、米国に次ぐ世界2位の規模に躍り出る可能性が出てきた。日本を上回る経済成長スピードに加え、対ドルで人民元為替レートが上昇ピッチを速めていることが、ドルベースのGDP値を押し上げているためだ。日本の“指定席”だったアジア首位の座を奪って、米国と比肩する経済大国と位置づけられる中国。国際社会の影響力も一段と強まり、アジア経済の勢力図も大きく塗り変わることになりそうだ。(坂本一之)
日本は「GDP世界2位」というのが、バブル崩壊後も唯一の自慢でした。しかし、まもなく中国に抜かれることが確実なのです。
●中国の軍事費、実際は公表額の3倍?米国防総省が発表
08年3月4日19時5分配信 産経新聞
【ワシントン=古森義久】米国防総省は3日、2008年度の「中国
の軍事力」報告書を発表した。同報告書は中国が不透明な体制で軍事力を大幅に増強し、台湾制圧の能力を短・中距離ミサイルの1000基以上の配備で高めるほか、海軍力の強化で尖閣諸島の領有や東シナ海の権益をめぐる紛争への対処能力を高めている実態を伝えている。中国は米国本土に届く長距離核ミサイルの強化や航空母艦の開発にも着手しているという。毎年、米国議会に提出される同報告書は、中国が近年、一貫して軍事力の大幅な増強を進め、2007年の公表国防費は前年より19・47%増の約500億ドルだが、実際の軍事費は年間1400億ドルにも達すると述べた。
これは、日本の防衛予算の約3倍。
この観点から見ると、中国は次期覇権国家候補NO1である。そして、日本のリーダーが依存先を選ぶとすれば、ほぼ間違いなくこの国であるという結論になります。
私たちの生活にかかわる決定はこれまで、ワシントンで決められていた。それが将来は、北京で決められることになる。
そういえば、アメリカ経済がボロボロであることが表面化した07年から、日中関係は、中国にお得な形で良好になっていますが・・・。
日本のリーダーたちは既に、無意識のうちに「次の依存先」を探しているのではないでしょうか?
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猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/11/24 PM04
『アメリカを生かすも殺すも中国次第』(ロシア政治経済ジャーナル)よりトビトビで部分転載します。
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日本人の中国観は現在、大きく三つに分けることができるでしょう。
1、中国は自滅するので驚異ではない。
2、中国はバブル崩壊後も成長するが、驚異ではない。
3、中国はバブル崩壊後も成長するが、驚異である。
RPEは、ご存じのとおり3の立場を支持しています。理由はいろいろありますが。
・中国は共産党の一党独裁国家である
・中国はチベットの民100万人を虐殺した
・中国は「台湾が独立を宣言すれば、遠慮なく攻撃する」と宣言している
・中国は「尖閣諸島は自国領」と主張している
・中国はそう遠くない昔にベトナムやフィリピンを侵略した事実がある
等々。
まあ、「中国は必ず尖閣諸島を侵略するだろう」とは断言できませんが。それでも、これまでの行動から「日本唯一の仮想敵だ」とはいえます。(仮想敵とは、「敵になる可能性がある」という意味)
欧米日が軒並みマイナス成長の中、中国は今年9%の成長です。
では、アメリカにかわる次の依存先はどの国か?これは「中国」になるでしょう。唐突な結論に思えるかもしれません。しかし、以下二つの記事を読めば、意見が変わると思います。
●中国、名目GDP世界2位へ 今年にも日独逆転 「元高」が押し上げ
08年4月9日8時27分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
中国が名目GDP(国内総生産)で早ければ今年にも日本を追い抜き、米国に次ぐ世界2位の規模に躍り出る可能性が出てきた。日本を上回る経済成長スピードに加え、対ドルで人民元為替レートが上昇ピッチを速めていることが、ドルベースのGDP値を押し上げているためだ。日本の“指定席”だったアジア首位の座を奪って、米国と比肩する経済大国と位置づけられる中国。国際社会の影響力も一段と強まり、アジア経済の勢力図も大きく塗り変わることになりそうだ。(坂本一之)
日本は「GDP世界2位」というのが、バブル崩壊後も唯一の自慢でした。しかし、まもなく中国に抜かれることが確実なのです。
●中国の軍事費、実際は公表額の3倍?米国防総省が発表
08年3月4日19時5分配信 産経新聞
【ワシントン=古森義久】米国防総省は3日、2008年度の「中国
の軍事力」報告書を発表した。同報告書は中国が不透明な体制で軍事力を大幅に増強し、台湾制圧の能力を短・中距離ミサイルの1000基以上の配備で高めるほか、海軍力の強化で尖閣諸島の領有や東シナ海の権益をめぐる紛争への対処能力を高めている実態を伝えている。中国は米国本土に届く長距離核ミサイルの強化や航空母艦の開発にも着手しているという。毎年、米国議会に提出される同報告書は、中国が近年、一貫して軍事力の大幅な増強を進め、2007年の公表国防費は前年より19・47%増の約500億ドルだが、実際の軍事費は年間1400億ドルにも達すると述べた。
これは、日本の防衛予算の約3倍。
この観点から見ると、中国は次期覇権国家候補NO1である。そして、日本のリーダーが依存先を選ぶとすれば、ほぼ間違いなくこの国であるという結論になります。
私たちの生活にかかわる決定はこれまで、ワシントンで決められていた。それが将来は、北京で決められることになる。
そういえば、アメリカ経済がボロボロであることが表面化した07年から、日中関係は、中国にお得な形で良好になっていますが・・・。
日本のリーダーたちは既に、無意識のうちに「次の依存先」を探しているのではないでしょうか?
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