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248321 「命はほんとうに輝いている」~元GE技術者・菊地洋一さん講演⑦

2011年03月30日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
248321 「命はほんとうに輝いている」~元GE技術者・菊地洋一さん講演⑦
 
猛獣王S HP ( 不惑 営業 ) 11/03/30 PM08
248320の続きです。
『元GE技術者・菊地洋一さん講演』(2003年3月31日 三重県海山町)リンクより転載します。
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質問■ちょっと専門外かもしれませんが、漁師の町ですので、実は温排水の問題がかなり関心が高いと思うのですが、ご存じの範囲内で結構ですのでお願いします。

菊 地■温排水に関してはですね、専門に日本中講演して歩いている専門家がいるんです。そういう方の本とか講演録でも読んでもらうといいんですけど、僕はあんまり専門でやっていませんし。ただ温排水として流される水の量がもう大きな河の1本分くらいのものが流しだされるということで大変な水量ですから、温度変化が大きくあるということは間違いないですね。それと放射能の方はさきほどいった廃棄物処理建屋から液体、気体、固体と別々に処理して外に出しているんですけど、薄めて出せばいい事になっているんです。だから薄めて出している分には総量規制がないですから、出たやつはみんな、特に海の場合はプランクトンからはじまって、生体濃縮というのでどんどん濃縮されていきます。そのこと自体は生物学的にもはっきりしていることですから、長い間にどんどん放射能に汚染されていくということはあります。

それとよく放射能ばかり気にしますけれど、プラント建設中の最後の配管洗浄というのがあるのです。配管の中をきれいに洗浄しなければいけないのですけれ ど、その時にケミカルクリーニングということで酸で洗ったりいろんなことして、今度それを中和するためのリンシングというのがあって、人間の頭洗うのと一 緒ですわ、シャンプーとリンス使うようなもので、配管の中をそのようにしてリンシングするんですけれど、そのような時に、ものすごい化学薬品が海に流れているんです。流れている水みたらぞっとするくらい色が変わっています。最近はそういうのを見られたくないのか、排水口の側にブロックをいっぱい積んで、その水がどーっと沖に流れていくのが見えないようになっていますね、たいがいの発電所は。以前はそういうのがなくて、どうどうと流していました。

福島あたり、東海村でもそうですけれども、原子力施設があるところからは放射能は結構流出していて、かなり遠くまで検出されていることもありますし、そういうデーターを捏造したという事件もありましたし、決してクリーンなものでないということはいえます。今度、柏崎・刈羽の一番新しい原子炉、原発を見てきましたけれど、その案内 してくれた人がですね、僕にこの排気塔は 150mあるんですよといって自慢しているわけですよ。汚れたもの出さないのに、きれいな空気しか流さないはずなのに、なんで150mも高くせにゃいかんのか、分かるでしょ、大体。それが実態です。

質問■事故起こしたとき、ほんとうに放射能漏れはないですか。我々信用するしかないのですけども。

菊 地■事故るということはあまりにも大きくてですね、その都度放射能が出る場合、いろいろなケースがあるのですね。大量に出ちゃう場合もありますんでね。例えば美浜の細管破断事故というのがあったですね。本来ウェスチングハウスタイプの原発というのは原子炉で作った、放射能で汚れた水で作った蒸気は、タービンの方へ直接行かないことになっているのです。GEの沸騰水型は、直接タービンがしっかり汚れます。ウェスチングハウスの加圧水型というやつは熱交換器というのがあって、そこで熱交換されるのでタービンの方は汚れないことになっています。それがいかに汚染されているか、実際汚染されるんですよ。それは何故かというと、熱交換器に穴が開いていますから、細管に小さな穴が開いていきます。美浜の場合はそれがギロチン破断しました。その時にいろいろなかたちでバルブが閉まります。安全のために。その閉めたときに、行き場所のない蒸気とかは逃さなきゃいかんです。その汚染された蒸気が大量に外に吐き出されている写真は見ましたし、それを実際自分の目で見たという学者にも会いました。そんな時に、じゃどれだけの放射能が出たかと、本当のことが報道されているかというと、まったくされていません。それはそういったケースが多いですから、一概にどうのこうのいわないのですけれど、確実に放射能漏れとかそういう事はあります。

今の話に関して特別僕が言いたいことはですね。僕等は事故といいますけども、推進側は決して使いません。よっぽどのことがなければ、死人でも出たら別でしょう。何人か。なかったら事故といいません。みんな事象という言葉を使います。それは事故ではありません、事象ですと。そういう事象が起きただけですと。だけど福島2-3のポンプ事故の前、試運転でも起きていたのです。試運転で機能試験やったらポンプの羽根がぶっとんで、モーターも燃えて、これが世界で一番巨大な原発、最初のパイロットやっていたポンプメーカーの従業員はもう10年前で、僕が働いていた時の人間 はだれもいません。みんな被曝して嫌だから辞めていっています。
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以上
 

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