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226211 機能不全に陥っている昨今の「文型東大生」(=試験制度の被害者)の姿

2010年02月10日 | 肉体破壊・環境破壊・精神破壊問題
226211 機能不全に陥っている昨今の「文型東大生」(=試験制度の被害者)の姿
  猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 10/02/10 PM02


『「東大までの人」と「東大からの人」〔受験生必読〕入ってみるとよくわかる』(賢者の知恵)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/172?page=5 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/172?page=6より転載します。
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 ~前略~

●東大文型─── 愛読書なし、教養なし、常識なし。不安と失望の4年間

「東大文系は国家官僚を輩出してきましたが、ここ20年で官僚の不祥事が相次ぎ、それがエリート、つまり東大生への世間の風当たりを強くしています。さらに、いまの格差社会では、エリートに対する妬みが強く、東大生が受けるプレッシャーはより重くなっている。テレビに出ているタレントの名前を知らないと『大衆感覚が足りない』と言われるような空気が蔓延する中で、エリートは大衆に媚(こび)を売らなくてはいけない。
そこで、東大生は教養あるエリートと見られることを嫌い、戦略的に普通の学生らしく振る舞うようになった。こうした『普通症候群』の東大生が、『教養からの逃走』へと突き進んでいるのです」

 ~中略~

「うまくやれば『東大だから』、失敗すれば『東大なのに』と、いつも東大生という色眼鏡で見られることが嫌なんです。だから、東大というブランドを外した自分の価値がどれくらいか知りたくて、ホストをやってみた。お客であるキャバクラ嬢やカネ持ちのおばさんたち相手にやる、真剣勝負の駆け引きは本当にエキサイティング。2カ月で月に100万円売り上げるほどになりました」

「入学当初は積極的に授業に出ていましたが、ある日、世界金融危機の構造について他大学の友達に説明していたら『難しい話をするな』と言われたんです。あげくに『お前は勉強ばっかりして、偉くなって、庶民感覚をなくしていくんだろう』と憐(あわ)れむような目で見られた。その時、勉強している東大生は嫌われると気づいて、『それなら、勉強はやめよう』と。いまは週に一度も授業に出ないで、毎日、友達と麻雀ばかりしています」

 ~中略~

「成人式で地元に帰った時、久しぶりに会った友達から『東大生とは会話が合わないから』と敬遠されたんです。勉強より友達が大事だから、東大生に見られないよう、まず学校に行かないことにした。バイトも東大生らしい家庭教師や企業のインターンなどではなく、工事現場で日雇いの力仕事をやっています。もちろんバイト先で大学名を聞かれた時は、『早稲田です』と名乗る。そんなことばかりしているせいか、結局、2年も留年しています。今年卒業して、しばらくはフリーターをやりながら、夢を探したい」

 ~中略~

そこで本誌は東大生50名を対象に、一般常識の問題に回答してもらった。すると“珍回答”が出るわ出るわ・・・・・・。

まずは「日本のGDPはいくらか」という問題。正解は「約500兆円」だが、「40兆~50兆円」という回答も多く、中には「3万円」とか、「5000円」と回答する学生もいた。

「小泉純一郎元総理大臣の前の総理は誰か」を問う問題では、ほとんどの学生が正解の「森喜朗」と回答。ただし喜朗を「嘉郎」とか「善朗」と誤表記する学生も多く、「麻生太郎」と回答した学生も一人いた。

また、「3.12×0.101」の計算をしてもらったところ、「3.1512」と回答する学生も。この計算式を見て、小数点以下になることは、東大生でなくてもすぐに分かる。正解は「0.31512」である。

成績の平均点は10点満点中の7点。東大生であることを考えると、やや残念な結果である。

「18歳人口が減り、東大の学生数が以前よりも増えている中で、団塊の世代や第2次ベビーブーマーの受験熱が過熱したころよりも、レベルが下がるのは当然です。当時なら東大生になれなかった人が、今、東大に入るようになっていることもあるでしょう。
学力低下は大学院でも顕著。かつて大学院は定員に満たなくても、学力のある学生しか入れなかった。今は学生を確保するため定員数を合格させる。つまり、学力がない人でも入れるようになったのです。私が知る東大の大学院生で、半年で岩波新書を1冊しか読んでいないという学生もいました」

東大教養学部で18年間、「法と社会と人権ゼミ」を受け持つ川人博弁護士は、こう指摘する。

「中学・高校で、社会問題を友達と議論した経験のある学生はほとんどいないし、1年生の学生の多くは愛読書を持っていません。高校生までの間に感銘を受ける本に出会い、将来の展望を抱いて、そのために東大に入学した、という学生はほとんどいない。
法律家を目指す学生に、死刑について議論させても、一般市民レベルの考え方しか持っていないのが現状です。受験勉強をいくらやっても、教養を積み重ねることはできません」

 ~中略~

「いま東大では、カリキュラムを消化できず、大学に来なくなったり留年を繰り返す学生や、『勉強の仕方がわからない』と悩む学生が急増しています。そこで、初年次活動センターを作り、効率の良い勉強の仕方やレポート作成法を指導しているのです」

 ~中略~

東大が実施する「学生生活実態調査」では、ここ2年間、「東大生の不安・悩み」という特別分析が行われた。その分析でも、東大に入ってから「東大ブランド」と「勉強」に悩む学生が増加していると指摘。

カリキュラムは消化できるかという問いに対して、「できる」と答えた学生は31.5%。逆にカリキュラムの消化が「多少困難」「できない」と答えた学生は21.8%。4~5人に1人が授業についていけないと感じている。その理由を問うと48.6%の学生が「講義の内容が高度過ぎて理解できない科目がある」と答えているのだ。

さらに、最近の6カ月で「強い不安に襲われた」学生は52.3%、「気分が落ち込んだり、何にも興味を持てなくなった」学生は41.1%にのぼる。希望に満ちて東大に入学したものの、学業の難しさ・高度な授業に直面し、不安や抑うつ感を抱いている―――それが、いま、少なからぬ東大生の姿なのである。

 ~後略~
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