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192658 金融サミット各国首脳の主な発言~米国覇権終焉・新金融秩序構築で共通認識

2008年11月19日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
192658 金融サミット各国首脳の主な発言~米国覇権終焉・新金融秩序構築で共通認識
  猛獣王S ( 30代 営業 )


『米国覇権の「終わりが始まった」金融サミット。世界は今、歴史的転換点に立っている。』(白髪頭でズバリと斬る -じじ放談-)より転載します。
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 ~前略~

(以下は、17日付け日本経済新聞が報じた「各国首脳の主な発言」から抜粋したものである。)

●ブッシュ米大統領・・・非常に生産的なサミットだった。成長を促進する経済政策を取るべきだとの共通理解があった。保護主義を認めないことでも合意した。

●サルコジ仏大統領・・・今回の会議は歴史的なものだった。問題の原因、対応に際しての基本原則、行動計画の実施時期についても明示できた。G8体制が弱まったわけではないが、21世紀にふさわしい新秩序が必要だ。

●ブラウン英首相・・・首脳宣言は抽象的な言葉の声明ではない。これは「新ブレトンウッズ体制への道だ。

●メルケル独首相・・・行動計画は来年3月末までに行動に移される。これは新しいスタートである。

●シン印首相・・・新興国は今回の危機の原因ではなく、金融危機の最大の犠牲者だ。

●メドベージェフ大統領・・・今回の合意に基づき、世界が新たな金融関係を築くことができる。

●胡錦涛中国主席・・・中国は金融関連の国際機関の融資能力増強を支持する。危機の原因は不適切なマクロ経済政策や金融監督の失敗など多岐にわたる。

●ルラブラジル大統領・・・G8はもはや存在意義はない。グローバル化した今日の世界では新興国経済はもっと考慮されなくてはならない。

●ラッド・豪首相・・・グローバル経済の主なプレイヤーは決断のバスに乗り込むべきだ。

●ハーパー加首相・・・先進国と途上国が一緒に行動する空前のプロセスの始まりだ。この現実がチェンジだと思う。

●李明博韓国大統領・・・先進国だけで扱ってきた重要課題がG20で合意されたことは今世紀の国際社会で最も重要な出来事だ。


我が国の麻生首相も負けてはいない。
「IMFの緊急融資資金として外貨準備から1000億ドルを提供する」と最も踏み込んだ具体的発言をしている。世界は今、新しい金融秩序形成に向けて動きだした。米国覇権以後を睨んだ世界各国の駆け引きが始まった。

「各国首脳の主な発言」というのは日本経済新聞が取捨選択したもので、報道された事実以外にもいろいろな発言をしているのであろう。それを斟酌しても主要国首脳が「米国覇権はすでに終わった」と感じている雰囲気は窺える。

特に、サルコジ仏大統領の「21世紀にふさわしい新秩序が必要だ」、メドベージェフ露大統領の「今回の合意に基づき、世界が新たな金融関係を築くことができる」、ルラブラジル大統領の「G8はもはや存在意義はない」、ブラウン英首相の「これは、新ブレトンウッズ体制への道だ」などの発言に共通するのは、「米国が支配する金融秩序は終わった。新しい金融秩序を構築すべき」と考えている様子である。

 ~後略~
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