チェーンの接続部のコネクトリンクの一種 Missing Link ミッシングリンク
これは KMCと言う会社から出ていますが コネックスリンクと言う名称で
他社から出ている物も有ります これらの装着方向を考えてみましょう

ミッシングリンクはこの様に使用するチェーンに
応じた物が出ています

使用方法がパッケージの裏に書かれています この図ではチェーンステーの上での作業か
下で行うのか良く解りません それに依ってミッシングリンクの装着方向が変わります
しかし今回の検証では二つの装着方向で試してみるので この図に関してここでは
不問にしておきましょう
今回の検証は、コネクトリンクをどの方向で装着した方がチェーンが切れるトラブルを
防げるかを目的とします


実際の自転車で使う部品を用意しました


ミッシングリンクの その表裏が解り易い様に
赤と青の色を塗りました 以降、自転車の外側の物を
表(赤) その反対側を、裏(青)と便宜上表現します


ミッシングリンクはこの様に使います 表裏両方から
装着したリンクのピンを プレートの穴へ差し込み
チェーンを両方へ引っ張る力を加えます これでピンが
プレート内で移動し完了です
この状態は、チェーンステーの下でプレートの穴が
右側に有る事を表しています



このミッシングリンクを取り外す時=チェーンを切る時は
リンク双方のローラーリンクを 内側に寄せる力を加えて
やります ※これは頭に入れておいて下さい


今回取り付けたミッシングリンクの裏側(青)はこの様に
なっています



自転車が前に進む方向へチェーンが回転した模擬動作です
検証にはスプロケットはロー側の 3枚を使えば良いでしょう


チェーンのミッシングリンクが スプロケット上を通過
この時 チェーンの表側はピンがスプロケットに当る事は
有りません


チェーンの裏側を見てみましょう チェーンのピンは
内側(ロー側)のスプロケットに当ります 通常では
当っていないと思うので、正確には当る事も有る と
言う事ですね

チェーンのピンより出ているミッシングリンクのピンは
この様にスプロケットに当る可能性は有るでしょう
この時 最初に工具を使いミッシングリンクを外す
場面を紹介しましたが このピンにはその時の力
プレートの内側に寄せる方向へ力が掛かります


ミッシングリンクがフロントディレーラーまで来ました
赤いプレートが変速機の羽に擦れる状況も起きます
この方向なら大丈夫です


チェーンの裏側でも 青いプレートは変速機の羽に
触れる場面も有ります その時はインナーからアウターへ
変速機を移動させた時には確実に起こる事です
ここでは先程のスプロケットの時と同じ方向へ力が
掛かりますね


今度は逆、チェーンステーの下でミッシングリンクの
プレートの穴が左側に来る様にチェーンを繋ぎます



この様な状態です 表の赤いプレートの穴は左側
ミッシングリンクの裏、青い方はこの状態です


前回と同じ様にチェーンがスプロケットの上を
移動します


表の赤い方のピンは何処とも接触しないので
問題にする処は有りません


ミッシングリンクの裏側(青)です やはりチェーンが
ロー側のスプロケットと接触する事は有るでしょう

その時ミッシングリンクのピンにはこの様に
プレートを外すのとは逆の力が掛かり
チェーンが切れる事は無さそうです


フロントディレーラーまで来ました 赤い方は
ミッシングリンクが外れる方向へ力が掛かります


裏側(青)の状態ですが プレートをピンが擦っても
問題の無い方向です
フロントディレーラーが移動する事に依る接触は
アウターからインナーに変速する時は一瞬ですが
インナーからアウターへ上げる時は大きな力が
掛かります
今回ミッシングリンクのプレート穴が チェーンステーの
下で 右側と左側になる双方の状態で検証してみましたが
いかがでしょう

検証の結果
チェーンステーの下ではミッシングリンクはこの状態
この方行で装着した方がトラブルを少なく出来るのでは
ないでしょうか
カンパの 11Sのチェーンを繋ぐ時 ピンを裏から差して
表でカシメ作業を行うのも 今回と同じ様にカシメた方を
スプロケットで擦らない様にと考えての事です

この様にチェーンが切れる事に対する対策は他にも有ります
1/8の厚歯用のチェーンに良く使われる接続部


一般車にもこの様な割ピンを装着するタイプが有ります
これの正しい取付け方向は、この写真が正解です

チェーンステーの上ではこの状態です これは
一般車にはフルカバーのチェーンケースを付ける事が
多く有りますが そのチェーンケースにチェーンが
接触しても 切れない方向がこちらです

今回の検証 すでにご存知の方からすれば何を今更と言う事ですが 疑問に思った事は
そのままにせず確認してみる これはどんな事でもやってみれば良いと思います
自転車整備で何が一番大切か それは自転車が壊れない事 依り軽く、より快適に
これは壊れない事を前提に行えば良いですね
これは KMCと言う会社から出ていますが コネックスリンクと言う名称で
他社から出ている物も有ります これらの装着方向を考えてみましょう

ミッシングリンクはこの様に使用するチェーンに
応じた物が出ています


使用方法がパッケージの裏に書かれています この図ではチェーンステーの上での作業か
下で行うのか良く解りません それに依ってミッシングリンクの装着方向が変わります
しかし今回の検証では二つの装着方向で試してみるので この図に関してここでは
不問にしておきましょう
今回の検証は、コネクトリンクをどの方向で装着した方がチェーンが切れるトラブルを
防げるかを目的とします


実際の自転車で使う部品を用意しました


ミッシングリンクの その表裏が解り易い様に
赤と青の色を塗りました 以降、自転車の外側の物を
表(赤) その反対側を、裏(青)と便宜上表現します


ミッシングリンクはこの様に使います 表裏両方から
装着したリンクのピンを プレートの穴へ差し込み
チェーンを両方へ引っ張る力を加えます これでピンが
プレート内で移動し完了です
この状態は、チェーンステーの下でプレートの穴が
右側に有る事を表しています



このミッシングリンクを取り外す時=チェーンを切る時は
リンク双方のローラーリンクを 内側に寄せる力を加えて
やります ※これは頭に入れておいて下さい


今回取り付けたミッシングリンクの裏側(青)はこの様に
なっています



自転車が前に進む方向へチェーンが回転した模擬動作です
検証にはスプロケットはロー側の 3枚を使えば良いでしょう


チェーンのミッシングリンクが スプロケット上を通過
この時 チェーンの表側はピンがスプロケットに当る事は
有りません


チェーンの裏側を見てみましょう チェーンのピンは
内側(ロー側)のスプロケットに当ります 通常では
当っていないと思うので、正確には当る事も有る と
言う事ですね

チェーンのピンより出ているミッシングリンクのピンは
この様にスプロケットに当る可能性は有るでしょう
この時 最初に工具を使いミッシングリンクを外す
場面を紹介しましたが このピンにはその時の力
プレートの内側に寄せる方向へ力が掛かります


ミッシングリンクがフロントディレーラーまで来ました
赤いプレートが変速機の羽に擦れる状況も起きます
この方向なら大丈夫です


チェーンの裏側でも 青いプレートは変速機の羽に
触れる場面も有ります その時はインナーからアウターへ
変速機を移動させた時には確実に起こる事です
ここでは先程のスプロケットの時と同じ方向へ力が
掛かりますね


今度は逆、チェーンステーの下でミッシングリンクの
プレートの穴が左側に来る様にチェーンを繋ぎます



この様な状態です 表の赤いプレートの穴は左側
ミッシングリンクの裏、青い方はこの状態です


前回と同じ様にチェーンがスプロケットの上を
移動します


表の赤い方のピンは何処とも接触しないので
問題にする処は有りません


ミッシングリンクの裏側(青)です やはりチェーンが
ロー側のスプロケットと接触する事は有るでしょう

その時ミッシングリンクのピンにはこの様に
プレートを外すのとは逆の力が掛かり
チェーンが切れる事は無さそうです


フロントディレーラーまで来ました 赤い方は
ミッシングリンクが外れる方向へ力が掛かります


裏側(青)の状態ですが プレートをピンが擦っても
問題の無い方向です
フロントディレーラーが移動する事に依る接触は
アウターからインナーに変速する時は一瞬ですが
インナーからアウターへ上げる時は大きな力が
掛かります
今回ミッシングリンクのプレート穴が チェーンステーの
下で 右側と左側になる双方の状態で検証してみましたが
いかがでしょう

検証の結果
チェーンステーの下ではミッシングリンクはこの状態
この方行で装着した方がトラブルを少なく出来るのでは
ないでしょうか
カンパの 11Sのチェーンを繋ぐ時 ピンを裏から差して
表でカシメ作業を行うのも 今回と同じ様にカシメた方を
スプロケットで擦らない様にと考えての事です

この様にチェーンが切れる事に対する対策は他にも有ります
1/8の厚歯用のチェーンに良く使われる接続部


一般車にもこの様な割ピンを装着するタイプが有ります
これの正しい取付け方向は、この写真が正解です

チェーンステーの上ではこの状態です これは
一般車にはフルカバーのチェーンケースを付ける事が
多く有りますが そのチェーンケースにチェーンが
接触しても 切れない方向がこちらです

今回の検証 すでにご存知の方からすれば何を今更と言う事ですが 疑問に思った事は
そのままにせず確認してみる これはどんな事でもやってみれば良いと思います
自転車整備で何が一番大切か それは自転車が壊れない事 依り軽く、より快適に
これは壊れない事を前提に行えば良いですね
普段、チェーンを繋ぐ時にチェーンステーの下側で止めていた為、
説明の図に何の疑問も持たずに止めてしまいました。
後日、ミッシングリンクの向きを確認してみたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。
すばらしい記事をありがとうございました。
私もミッシングリンクを愛用しておりますので、非常に参考になりました。
自分自身では、比較的小まめに洗車する方だと思っておりますので、ミッシングリンクはしょっちゅうつけはずしをしていますが、チェーンの取り付け方向は守っても、ミッシングリンクの方向などは考えもしませんでした。
確かにおっしゃる通り、スプロケとの兼ね合いによって方向は決めるべきですね。
さっそく私も実行してみようと思います。
大変勉強になりました。
ありがとうございました。
私はまだチェーン切れのトラブルにはあったことが無く確信などは何も無いのですが このパーツはチェーン切れの確立が高くなるような気がするので使いません。
しかし嵩張らないので非常用にアンプルピンと一緒に携帯はしています。
これを使う利点はチェーンの洗浄時の取り外し以外に何かあるのでしょうか?カンパの11速用は再使用は不可だとも聞きましたが・・・・。
私はチェーンの掃除はマメにしていますが 外してまでの洗浄はめったにしないので チェーンの寿命までに何回かはするとしても その際はいちいちチェーンを切って洗浄しています、どちらが良いのかは私にも解りませんが・・・。
長くなって申し訳ありませんが最近もう一つ気になることがありました、今回のシフトワイヤーの取り付け及び調整の際にワイヤーの初期伸びを取る工程がありませんでした。
以前ラティードを組まれた際にも無かったように思いますが この作業はkinoさんは不必要だと思っておられますか?このあたり経験の浅い私は是非ご意見を伺いたいのですが。
このような簡単な構造のものでチェーンを接続することができるのですね
私は現在カンパの11速を使用していますが、それに使えるミッシングリンクも市販されているのでしょうか?
通常の整備では仰る様にチェーンステーの下で作業する事が多く
この図を見て作業を進めると少し具合が悪くないかと思い今回記事にしてみました
チェーンのジョイント 逆にしたからと直ぐに外れる物でも無いかも解りませんが
不安が残る事は避けた方が良いですよね ミッシングリンクは外れる時はごく簡単に外れますしね・・
ミッシングリンクに不安を感じる方はお使いにならなければ良いですね
使う事がなければ今回の様な心配をする事は無いですから・・
カンパの11sに対するこの商品 何回、脱着しても特に問題は無い様ですよ
少なくとも私の知り合いの中ではトラブルは起きていない様です
シフトワイヤーの初期伸び対策
どの様な作業を仰っているのか解りませんが 私なりの方法ではやっています
ただワイヤーはインナーの伸びだけの問題では無く 次にはアウターの縮みも起こります
初期伸びの対策をしても、微妙な調整は付いて回りますよね
何故かお値段が高いですが・・・
コメント欄に表示をさせないのをご希望されていらっしゃるのでご希望に添わせて頂きますが
皆さんのコメントも大変役に立ちます
どうぞ表示が出来る内容のものをお願い致します
なんだか、伝えたいのにどう表現すればいいのか喉に小骨が刺さったようなもどかしさから解放されました!あと、一応自分の言ったミッシングリンクの方向と同じでちょっとほっとしました。
これからも疑問点を残さないその姿勢を学んでいきたいです。