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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパニョーロ リアディレーラー 分解 SUPER RECORD

2013-11-16 20:51:30 | 自転車整備 ディレーラー
カンパニョーロ スーパーレコードこれのリアディレーラーは 1974年の発売です
新素材を積極的に取り入れられているのが特徴ですね この変速機の分解整備を
してやりましょう





Campagnolo SUPER RECPRD 1974年に発売され当初は Nuovo RECORD ヌーボと
容姿が全く同じで、当時とすれば珍しいチタンをピポットボルトなどに使い
一部に黒いアルマイトを施され登場しました 長く引き継がれた凹凸の有る
ロゴがこの後 1977年にプリント文字へと変更されて行きます






チタンのテンションボルトと PATENT-76 の文字
1976年製造を表しています




縁が有り私の所でやって来ましたが保管状態が
良くなくあまり良い状態では有りません 分解整備をし
出来るだけ良い状態にしてやりましょう






変速機上部のピポットボルトを抜きます
これは差し込んであるだけです チタンです






変速機にはトップ側とロー側の位置調整用ボルトが
有ります それをマイナスドライバーで外します
こちらはトップ側 ※ 正ネジです






ロー側も外しました




二本のボルトですが ロー側のスプリングの方が
短いですね




シフトワイヤーのクランプボルトです 頭が 8mmの
ボルトが使われています






これにはカンパの T型レンチを使います 8mm の
ボックスと 6mm のアーレンキーでとても使い易い
工具です






ボルトを外しました ワイヤーの押え金物が良く
錆びています






上下のプーリーを外しますこれの取付けボルトも
頭が 8mm でカンパの変速機は先程の T型レンチ
一つで全てがまかなえます






プーリーケージからプーリーを外します








この頃のプーリーはベアリングが入っていません
樹脂製のプーリーの中心に金属の筒が入っており
その周囲は金属レースで出来ています

※ 正確にはこの様な物もベアリングの一種らしいですが
自転車の変速機を語る時には プーリーにボールベアリングが
使われた物はベアリング入り そうで無い物はベアリング無しと
昔から表現しています






次はテンションプーリーを外します これは
ボルトが変速機で隠れているのでちょっとバネに
逆らい作業の出来る位置まで持って来ましょう






そしてボルトを外します 上下のプーリーを外すと
内側のプーリーケージも外れます






テンションスプリングのケースに付いている ネジを
マイナスドライバーで外します このネジはバネの力で
プーリーケージが回転してしまうのを止めています
変速性能に関係有りませんがとても大切なネジです




この様に先端が丸く綺麗な形をしたネジです




ネジを外すとプーリーケージが上下逆になります
このネジが無ければ実際チェーンを取り付けた時
チェーンを巻き込んでしまい、ホイールの装着に
凄く手間取ります








テンションボルトを外します






スプリングケースからプーリーケージが外れます




テンションボルトには樹脂製のパーツが付いています






スプリングの押えとワッシャーを兼ねた部品ですね






スプリングのケースを外します






変速機本体内にテンションスプリングが入って
いるので引き抜きます




コイル状のバネでかなり多目のグリスが使われて
います






パンタスプリングの固定ボルトを外します






頭側にだけネジが切って有るこの部分にだけ使う
部品です ストレートな部分にスプリングが収まって
います






ネジを外した変速機本体これでスプリングが
フリーになっています スプリングを取り出します
あちらこちらに引っ掛かり少しパズルみたいですよ




パンタスプリングです カンパのメッキはかなり上質で
分厚いのですが良く錆びています 綺麗になるかな・・・






これで全てのパーツが外せ変速機ボディだけになりました
変速機の裏側、表とは違い凄く丸みをおびた形ですね





全てが分解出来ました かなり良く汚れ傷んだ部品も有ります この後洗浄し
各部を良く観察して行きますが、出来るだけ良い状態にしてやりたいと思います

次の作業 【 カンパニョーロ リアディレーラー 洗浄 SUPER RECORD 】

コメント (4)
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