Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Campagnolo SUPER LEGGERI お手入れ

2013-11-05 20:22:02 | 自転車整備 ペダル
1974年に鉄の RECORD から軽合金のプレートが使われた SUPER LEGGERI 
スーパーレゲロが登場しました そんなカンパニョーロのペダルのお手入れを
してあげましょう






黒い色をしたアルミのアウタープレート 1950年に
発売された鉄プレートのレコードと容姿、構造は
一緒です これにチタンのシャフトを使った
SUPER RECORD も同時期に発売されています






今回表題をお手入れとしたのは 長く屋外に置かれていた
自転車に付いていたものでペダルボディがかなり傷んで
います 分解整備をする前にこの辺の美装から始めます 

プレートを見るとシューズプレートで擦れた跡がほとんど
無くそれ程使われていなかったと思われます 回転状態に
当り外れが有るスーパーレゲロですが これは凄く調子が良い
ペダルです




今回のペダルボディはアルミの素地のままで
アルマイト加工がされていません この様な物は
磨いてやれば綺麗になります 道具が使えなくて
手作業になりますが色々な研磨剤を使って 
カンパ独特の深い艶、それを取り戻してやりましょう






ピカールの練りタイプ 今迄にもアルミ部品の
バフ掛けにも良く使いました






ピカールのコンパウンド 練りタイプより荒目です
私はこれはあまり使った事が無いのですが 今回は
これのお世話になりそうです 長く使っていないので
中で分離していました 混ぜれば大丈夫でしょう(笑)




メリナ これはピカールのチューブタイプと同じですね
これを懐かしく思われる方もいらっしゃるのじゃないかな?
私はずっとこれを使っていましたが いつの間にか見なく
なりましたね




さあ磨きの開始です この作業は技術は要らない
必要なのは忍耐力と綺麗にしてやろうと言う思い込み






ピカールの練りタイプを使ってみましたが やはり
コンパウンドの方が良さそうです まだまだこれからです




あまり綺麗な写真で無く申し訳ないですが ただひたすらに擦り磨きます
磨いている間は手が真っ黒になり他の物が持てなくなります これで回転工具を
使えば周りに汚れが飛び散り 今までに着ていた物を何枚も捨てました




先程の写真から又磨きました






今回はここまで全てコンパウンドです ペダルの磨きは
これを上手く固定出来無いので難しいですね 足の指で
挟んだり色々と苦心します




ペダルが綺麗になった代償です 大ざっぱな所は
軍手を履いていても出来ますが細かな所はやはり
素手が良いですから・・






Simple green シンプルグリーンのハンドクリーナー
これは水を使わなくても汚れが落せます 適量を手に
取り 手を洗う様に両手を擦り合わせます






その後ウエスで拭いてやると綺麗に汚れが落ちています
この手のクリーナーに多いクレンザーの様なザラツキも
あまり感じなく 手が荒れると言う事も無いですね 
かすかな香りと共に気持ちの良い商品だと思います





いかがでしょう、綺麗になりましたよね アルマイト加工をした物が腐食を
始めると少し困りますが アルミの地肌は今回程度の物なら復活させる事が
出来ます

この磨きの舞台裏 【 ペダル磨きの 舞台裏 】

回転部分の状態は良好ですのでここから分解しグリスアップをしてやりましょう

整備はここから 【 Campagnolo SUPER LEGGERI ロード用ペダル分解 】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする