Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車の ブレーキゴムを交換する

2013-09-20 20:18:46 | わかり易い 自転車整備
前回ブレーキのワイヤーラインを決め、今回はブレーキ調整をする予定でした
その作業を進めている途中でブレーキゴムを交換する事にしました






前回ブレーキワイヤーを仮止めしたリアブレーキ
今回はブレーキの各部を調整します






まずはブレーキゴムの位置調整から始めます
ユニバーサルの純正の赤いゴム 船を固定する
ボルトを緩めます 使うスパナは 9mm ※ 正ネジです






工具を通じ少し嫌な手応えを感じたのでブレーキゴムを
外しました やはりこれは良く有りません






反対側のゴムも外し比べてみましょう 本来船に付いている
メスネジ部分が外れています 昔からユニバーサルでは
良く有る事でしたがその手応えをまだ手が覚えていた様です






この船(ホルダー)だけ補修部品として在庫もしていますが
この効きの悪いゴムよりましな物が有るので 純正に拘らず
そちらを使いましょう






ただ一度使っていた物なのでゴムの手入れと修正を
してやりましょう 結構リムのアルミ片が刺さっています




有る程度サンドペーパーで擦ってやり 先の細い物で
異物を出してやります これもアルミ片です




そんな事を繰り返し ゴムの表面も綺麗になりました






カーボン柄のシューホルダー(船) 取り付けには 5mm の
アーレンキーを使います






ブレーキゴムの位置は リムの上端から 1~2mm 下へ
下げた所 ゴムの前後の高さにも注意を払いましょう






このシューホルダーはトウイン・アウトの調整が可能です
レポート用紙をゴムの後部に挟み ややトウインに調整
しておきます




ブレーキゴムとリムの隙間が ゴムの後部より前部が
やや狭いのがトウインと呼び ブレーキの鳴きを抑える
効果が有ります




ブレーキワイヤーが仮止めです リムとゴムの隙間や
ブレーキレバーの握り代を最適な所でワイヤーの張り
調整を行い インナーワイヤーを本固定します






ブレーキゴムとリムの隙間を左右揃えるのが センター出し
その調整はこのブレーキ取付けボルトを緩め 位置を決めて
から本締めします 一回で決まらなければ納得出来るまで
この作業を繰り返します






左右の隙間が揃いセンターが出ました これで
リアブレーキの調整は完了です




フロントブレーキです 純正の腰高のゴムが
付いています






こちらもシューホルダーとゴムを交換しましょう
DURA-ACE 7400 の物ですがまだ使えるので 
これを使います






純正のシューホルダーを外します 取り付けナットは
10mm のレンチを使います ※ 正ネジです






左右のホルダーとゴムを外しました 今まで使って
いましたが このゴムは効かないですね(笑)




廉価なブレーキですが、小振りで綺麗な部品だと
思います






このシューホルダーも取り付けには 5mm の
アーレンキーを使います




この段階では軽く締めておくだけで良いですね
※ 正ネジです





DIA-COMPE の純正から旧型の DURA ACE のシューホルダーセットですが
見るからにレーシーで効きそうな感じがします 実際はどうなのかな・・・

今回の自転車整備はごく基本的な事を丁寧に進めて行っていますが
少し経験の有る方達には物足らない事かと思います ただ全く経験の
無い方達にも分り易く進めて行きたいので もうしばらくお付き合い
下さい

そして私は自転車屋さんでも有りませんし何の整備資格も持ち合わせていません
自分自身が長く関わって来た経験則が全てです その辺も宜しくご了承下さいね

前回の作業 【 ブレーキ ワイヤラインの取付け 】

次の作業 【 自転車の ブレーキ調整を行う 】

コメント
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