Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 チューブラータイヤの張り方

2013-09-04 20:31:28 | わかり易い 自転車整備
前回ホイールのベッド作りを終えました 今回はホイールにチューブラータイヤを
張ります、その方法をご覧下さい





今回の自転車のタイヤはまだ使えますが相当の年数が経過しているので
タイヤを新しい物に入れ換えます この買い置きの中の物で良いでしょう






Vittoria RALLY と LION GT30 どちらも廉価版の
タイヤで 取り外した物も両方同じ物を使っていました
街乗りのお買い物自転車ではこの辺で充分です






タイヤをリムにハメるのに不安が有れば 事前にホイールに
ハメて見れば良いですね 大体の感覚が掴めると思います
こんな折り癖を見るとちょっと不安ですよね(笑)






今回のホイールはもうベッドも作っているので 
別のホイールを用意しました






タイヤの仮入れ この時にどの位の力が要るか感じれば
良いと思います もし入れ難いのならこれで空気を張って
一晩置いて置くのも一つの方法です




タイヤはメーカーに依り色々で仮入れも難しい物も
有るでしょう そんなのは伸ばせば良いですよ
メーカーは伸ばすなとアナウンスしていると思いますが
リムに入れる時にどうせその大きさまで伸ばすのだから
問題は無いでしょう 万遍無く伸ばし糸が切れる事が
無い様に注意は必要です






では本番です ホイールとタイヤそして必要部材です






リムセメント これは遅乾性でも速乾性でも構いません
缶入り、チューブこれもどちらでも O.K です

シンナーなどの有機溶剤 汚れた手やはみ出した
セメントなどを拭くのに使います






タイヤに軽く空気を入れておきます なんとなく丸くなり
固さはプヨプヨで良いですよ 圧で言えば 1Kg/cm2 迄
あまり入れ過ぎるとかえって難しくなります




ホイールの下には板などを引くと良いですね 地面に
直置きは小石などを拾うのでいけません 段ボールも
避けた方が良いですね リムに引っ付いたら始末が
悪いです






リムセメンをリムに塗ります 私は指で塗りますが
歯ブラシや小さな靴用のコバブラシなどを使っても
良いですよ

リムセメントの量ですが リムにタイヤを入れ空気を
張った時にリムとタイヤの間からセメンがはみ出る程度
これ以上は必要ないですね、塗ってもはみ出す量が増える
だけです




リムセメンが塗り終わりました リムセメンの量は決まりが
有る訳では無く経験則で決めているので人に依ってさまざま
でしょうね 私はやや薄目です




ではタイヤを入れましょう タイヤの方向を確認します
トレッドに依っては方向が決まりますが そうでなければ
タイヤのロゴを右に持って来るのが流行っていますね

リムのバルブ穴にバルブを差します バルブは左右に
曲がってはいけません




ホイールを立ててバルブを中心にその左右を均等に
タイヤを下方向へ押し下げながらリムに乗せて行きます

コツが要るのは最後 充分タイヤを伸ばしながらバルブの
反対側に来れば それ程難しくは無いですが 伸ばし足らないと
ちょっと苦労し リムセメントで色々な所を汚す事になります
これは何度もやっている内に上達するでしょう

※ リムセメントが付いているからと慌てる必要は無いですよ
  落ち着いてやれば良いです




リムにタイヤが入ったらセンターを見ながら
タイヤとセメンを馴染ませて行きます 横から
センターを見る場合リムの裏布(フンドシ)が
左右均等に出ているのを確かめれば良いですね




タイヤに空気を 3kg/cm2程度張り ホイールを回転
させながらトレッドの横振れを取りながらセンターを
出して行きます






センター出しが終われば 使用圧力まで空気を張り
一晩置けばホイールが使えます リムセメンが乾かない
うちに使うのは絶対に避けましょう






今回はタイヤのロゴを右側に持ってきました これも
決まりは無いのでご自分の好みで決めれば良い事です

ただトレッドの模様やタイヤに方向の指定が有れば
そちらを優先します




リムやタイヤにリムセメンが付いたら シンナー等で
拭き取っておくと良いですね



寄り道



タイヤ側にもリムセメントが必要か これは Vittoria
のタイヤに添付されている説明書には 裏布(フンドシ)
にも塗る様に案内されています






私は今迄塗った事が無いのですが 一度試してみましょう
速乾性のリムセメントです






指で拡げるとあっと言う間に吸い込みます まあこれは
メーカーに依っても違うでしょう




10分程置いて指で触れてみるとべた付きも無く、
何も感じない位です これで粘度を感じる位に
するにはかなりの量が必要でしょう これを
どの様に捕えるかは難しい処ですね 




私は今迄タイヤ側にリムセメンは使った事が有りませんが
それでタイヤのトラブルが起きた事は有りません 
この写真の物は今回取り外した同じタイヤです これだけ
セメンが乗っていればまず大丈夫です

タイヤにもリムセメントが必要か これの判断はどうぞ
ご自身でなさって下さい




さてもう片方のホイールにもタイヤを張りました
慣れれば特に面倒だとも思いません





チューブラータイヤこれは使う人の乗り方に依ってもセメントの量も変わりますし、
張り方は基本を外れなければ人様々で良いと思います 私も自分と人の物では
多少変えています

前回の作業 【 チューブラータイヤ入れ替え リムセメントの除去と床作り 】

次の作業 【 自転車 ペダルの分解整備 】

コメント (4)
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