SHIMANO ULTEGRA シマノ アルテグラ HB-6500 ロードハブを分解し
グリスアップをします 現行商品は HB-6700 になっていますが構造に
大きく違いは有りません

アルテグラ HB-6500 フロントの 28穴ハブです 現行の6700には28穴が
有りません 最近本当に 28穴のハブが少なくなりました
先日私のブログにご質問を頂きました アルテグラのハブをグリスアップした
のですがどうしても上手く調整が出来ない、との内容でした
私がアルテグラを分解した事が無く 何のアドバイスも出来ませんでした
今回の記事で何かお役に立てば良いのですが・・・


では分解しましょう このハブ、私が新品から使っていた物ではなく
どの様に使われていたか分かりません 玉当りに少しゴリを感じます
ハブの玉押しとロックナット部です このタイプはハブスパナが 2枚必要です
間にワッシャーが入っていなくスパナが掛かり難そうです


スパナのサイズは 13mmが 2枚 双方の間隔が狭く少々作業が
し難いですね
まだ内部の構造が良く解りませんが こんな場合気を付けるのは
あまり無理をしてダストキャップを奥に押し込んでしまわない事です

ロックナットを緩めます ネジは全て正ネジです


ロックナットと玉押しを取り外しました


ロックナット部です 分解する時には現状を良く確認しながら作業を
進めると良いですよ この時に何か気が付く事も良く有ります


ボールの納まりと玉受け、ボールレース部です ゴリを感じる原因が
有るのか目を凝らしましたが 今の処その様な物は有りません


では各構成部品を洗浄します 普段はあまりスプレー式のデグリーザーは
使わないのですが 使う時はこの KURE 呉の物がお気に入りです

スチールボールに傷が無いか確認すると 傷もなく綺麗な状態です
サイズは 3/16 4.7625mm が片方 10個使われています ただシマノの
展開図では 11個 この展開図と現物が違うと言う話は良く聞くのですが
この理由は不案内です


玉押しには溝が切ってあり そこにゴム質のシールリングが入っています
ダストキャップを外そうとしましたが 結構きつめに装着されており補修
パーツも無いので今回は止めておきました シマノの展開図ではダストキャップ
と玉押しはアッセンになっています 通常は外すなと言う事なんでしょうか

玉受け、ボールレース部です ここの仕上がりは玉押しに比べ この程度なの?
と感じます ハブに装着されている樹脂部品も固くて外せませんでした
補修パーツを用意して 駄目にするつもりなら取り外しは可能でしょう
このハブの各部品達 特に悪い所は無くどちらかと言うと状態は良い方です

今回はデュラのグリスを使います 各所に防水 防塵が考慮されており
試合でこのハブは使わないでしょうから 密封性が高いグリスにします


まずボールを納める前の準備 中空シャフトにグリスを塗ります
これば防錆が目的 指では難しい所は先の細い物で


先程外したゴム質のシールリング これにもグリスを塗り玉押しに装着
これは方向が有るので外す時に良く見ておきましょう


じゃボールを納めて行きましょう デュラのグリスは粘度が有るので
先にボールレースにグリスを入れ その粘度を利用しスチールボールを
並べると簡単です


ボールを並べ終われば玉押しで少し回してやります これでグリスの
回り具合が確認できます


玉押しで少し回してやるとグリスはこんな状態 マイクロロンならこれで充分ですが今回は防水、防塵も確保したいので
もう少しグリスを足しましょう 下、これだけ入っていれば良いでしょう

両側同じ様にボールを納めたらシャフトを通します


反対側には玉押しとロックナットを装着します


ハブのグリスアップの最後の作業は玉当りの調整 指先でガタを感じる
一歩手前で玉押しとロックナットを締め込みキメます
ハブに依れば自転車に装着しクイックを締めると 回転が渋くなる物も
有ります そんな癖の有るハブはそれを見込んで調整してやれば良いですね
この様な癖には、クイックを締め込むと逆にガタが出る物も有ります 不思議ですね


これでハブの分解整備が終わりました クイックシャフトも清掃しオイルアップ
整備前に感じたわずかなゴリも無くなりました 分解した中でそれらしい原因は
見つからなかったので おそらく磨耗した金属粉などが古いグリスに混入されて
いたのでしょう

アルテグラ HB-6500 28穴のハブが案外手に入らないので スペアホイールを組む時まで置いておきましょう
過日ご質問を頂いた内容は
※6700のハブグリスアップしたのですが玉の当たりがどうもうまくいきません。
ガタを無くすと回らないし、回りを意識するとガタがでる。クイックを締めると回らなくなる。
今回アルテのハブを分解しその様な症状が出る可能性が有るのは 玉受け、玉押しの虫食い
鋼球の傷や焼け、シャフトの歪み以外なら 玉押しとロックナットにハブレンチを掛けるのがかなり窮屈な状態
そこで無理をしダストキャップが奥に入り ハブ本体に装着されている樹脂の小物にきつく当ってしまっている
推測できるのはこれくらいかな・・・
グリスアップをします 現行商品は HB-6700 になっていますが構造に
大きく違いは有りません

アルテグラ HB-6500 フロントの 28穴ハブです 現行の6700には28穴が
有りません 最近本当に 28穴のハブが少なくなりました
先日私のブログにご質問を頂きました アルテグラのハブをグリスアップした
のですがどうしても上手く調整が出来ない、との内容でした
私がアルテグラを分解した事が無く 何のアドバイスも出来ませんでした
今回の記事で何かお役に立てば良いのですが・・・


では分解しましょう このハブ、私が新品から使っていた物ではなく
どの様に使われていたか分かりません 玉当りに少しゴリを感じます
ハブの玉押しとロックナット部です このタイプはハブスパナが 2枚必要です
間にワッシャーが入っていなくスパナが掛かり難そうです


スパナのサイズは 13mmが 2枚 双方の間隔が狭く少々作業が
し難いですね
まだ内部の構造が良く解りませんが こんな場合気を付けるのは
あまり無理をしてダストキャップを奥に押し込んでしまわない事です

ロックナットを緩めます ネジは全て正ネジです


ロックナットと玉押しを取り外しました


ロックナット部です 分解する時には現状を良く確認しながら作業を
進めると良いですよ この時に何か気が付く事も良く有ります


ボールの納まりと玉受け、ボールレース部です ゴリを感じる原因が
有るのか目を凝らしましたが 今の処その様な物は有りません


では各構成部品を洗浄します 普段はあまりスプレー式のデグリーザーは
使わないのですが 使う時はこの KURE 呉の物がお気に入りです

スチールボールに傷が無いか確認すると 傷もなく綺麗な状態です
サイズは 3/16 4.7625mm が片方 10個使われています ただシマノの
展開図では 11個 この展開図と現物が違うと言う話は良く聞くのですが
この理由は不案内です


玉押しには溝が切ってあり そこにゴム質のシールリングが入っています
ダストキャップを外そうとしましたが 結構きつめに装着されており補修
パーツも無いので今回は止めておきました シマノの展開図ではダストキャップ
と玉押しはアッセンになっています 通常は外すなと言う事なんでしょうか

玉受け、ボールレース部です ここの仕上がりは玉押しに比べ この程度なの?
と感じます ハブに装着されている樹脂部品も固くて外せませんでした
補修パーツを用意して 駄目にするつもりなら取り外しは可能でしょう
このハブの各部品達 特に悪い所は無くどちらかと言うと状態は良い方です

今回はデュラのグリスを使います 各所に防水 防塵が考慮されており
試合でこのハブは使わないでしょうから 密封性が高いグリスにします


まずボールを納める前の準備 中空シャフトにグリスを塗ります
これば防錆が目的 指では難しい所は先の細い物で


先程外したゴム質のシールリング これにもグリスを塗り玉押しに装着
これは方向が有るので外す時に良く見ておきましょう


じゃボールを納めて行きましょう デュラのグリスは粘度が有るので
先にボールレースにグリスを入れ その粘度を利用しスチールボールを
並べると簡単です


ボールを並べ終われば玉押しで少し回してやります これでグリスの
回り具合が確認できます


玉押しで少し回してやるとグリスはこんな状態 マイクロロンならこれで充分ですが今回は防水、防塵も確保したいので
もう少しグリスを足しましょう 下、これだけ入っていれば良いでしょう

両側同じ様にボールを納めたらシャフトを通します


反対側には玉押しとロックナットを装着します


ハブのグリスアップの最後の作業は玉当りの調整 指先でガタを感じる
一歩手前で玉押しとロックナットを締め込みキメます
ハブに依れば自転車に装着しクイックを締めると 回転が渋くなる物も
有ります そんな癖の有るハブはそれを見込んで調整してやれば良いですね
この様な癖には、クイックを締め込むと逆にガタが出る物も有ります 不思議ですね


これでハブの分解整備が終わりました クイックシャフトも清掃しオイルアップ
整備前に感じたわずかなゴリも無くなりました 分解した中でそれらしい原因は
見つからなかったので おそらく磨耗した金属粉などが古いグリスに混入されて
いたのでしょう

アルテグラ HB-6500 28穴のハブが案外手に入らないので スペアホイールを組む時まで置いておきましょう
過日ご質問を頂いた内容は
※6700のハブグリスアップしたのですが玉の当たりがどうもうまくいきません。
ガタを無くすと回らないし、回りを意識するとガタがでる。クイックを締めると回らなくなる。
今回アルテのハブを分解しその様な症状が出る可能性が有るのは 玉受け、玉押しの虫食い
鋼球の傷や焼け、シャフトの歪み以外なら 玉押しとロックナットにハブレンチを掛けるのがかなり窮屈な状態
そこで無理をしダストキャップが奥に入り ハブ本体に装着されている樹脂の小物にきつく当ってしまっている
推測できるのはこれくらいかな・・・