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「二輪二脚の八重山巡り」金城町の石畳道

2010年01月04日 | 八重山諸島の旅
 本島観光の時間は1日だけ。できれば、あちこちに点在する勝連城跡や、中城城跡、今帰仁城跡、座喜味城跡。そして何より斎場御嶽には足を運びたかったのだが、とにかく、バスしか足がなく、そのバスも乗り継ぐ等アクセスが悪く、時間的にも断念した。レンタカーを使えば可能だけどね。
 そして、首里城、玉陵を観光が終わったのが丁度正午。だが、この辺りに食事ができそうな店もなく、唯一カレーハウスを見掛けたが、カレーの気分じゃないしなー。
 このまま、移動するのももったいないので、首里城の南側、日本の道100選にも名を連ねる城下町の風情漂う散策道を歩くことにする。
 約300mわたって続く石畳道で、沖縄戦で奇蹟的に戦禍をまぬがれたとのことだった。
 確かに、日本の道100選だけあって、綺麗な石畳なのだが、玉陵から行くともの凄く急勾配の下り坂。「まてよ、ここで下ったらまた上るのか?」と今回の旅では坂道に泣かされて来ているので、思わず、下りるのをためらっていると、息も絶え絶えのおじいが上って来た。そして、一休みしながら、「初めて歩いたら、きついわ」と。下りたら、また上らなくては駅まで行けないらしい。
 んー。万里の長城もそうだったが、観るだけの方が心地よい場所もある。
 沖縄は離島でも本島でもどこも坂道が多く、戦争映画で逃げ惑う人々のシーンが思い出され、ただ歩くだけでも厳しいのに、こんなに坂道だらけで本当に大変だったろうと思ったりしていた。
 そして、出会ったおじいと世間話をしながら、駅まで約20分を一緒に歩いたのだが、そのおじい、首里在住にも関わらず、この辺りを歩いたのは初めてとかで、「こんなにきついとは思わなかった」と…。普段はこの辺りは車で通り過ぎているようで、もう日本中どこへ行っても車社会を実感。
 

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