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お節料理2017/鱼翅汤(フカヒレ・スープ)雑煮

2017年01月02日 | 田舎生活の衣食住
お節料理
 煮染め(里芋、ゴボウ、フキ、若竹、椎茸、ニンジン、大根、松竹梅麩)
 海老の鬼焼き
 酢レンコン
 ナマス(大根、ニンジン)
 栗きんとん(薩摩芋、栗)
 黒豆
 鰊(にしん)の昆布巻き
 蒲鉾
 伊達巻き






 
鱼翅湯(フカヒレ・スープ)雑煮
 フカヒレ、棒ネギ、生姜、カキ菜、角餅


 
 頑張りました。大晦日から仕込んで、元旦の朝に切り分けて重箱に詰めるだけなのに、詰めるだけで1時間。それでも、こんなの! 元旦からマイナーな発言は良くないので、「良し、良くできた」と自画自賛。と言うことで…。
 ニンジン、大根、レンコンは、花型に飾り切りしたんだよーん。成長したなあ。昨年までは、「何の花だ?」状態だったものな。
 栗きんとんは、きちんと拵えると、かなりの手間なので、薩摩芋の裏ごしも、着色も無し。裏ごしした薩摩芋をフライパンで熱しながら砂糖を加えて粘り気を出す行程も無し。
 蒸かした薩摩芋をマッシュして、1個分づつラップに取り分け、中に甘栗を包み、ラップで巾着しばりにしておくと、ひと口きんとんのでき上がりなのです。
 これ、栗の水煮が高いので、甘栗で良いや。が、如何せん甘栗は色が悪い(茶色い)ので、考え出した物です。
 蒲鉾は、紅色だけ買って来て、半分を切り取り、白を出して紅白。なんちゃって。
 黒豆、鰊の昆布巻き、蒲鉾、伊達巻きは、市販品です。以前伊達巻きを手作りした時に、結構な量の砂糖を使ったのに、その甘さは市販品に全く追い付かず、「どんだけ砂糖が入っているのだ」。と、ゾッとしたものでしたが、近年は減糖ってのも売っているので、それ!
 庭から摘んで来た、南天(なんてん)の葉と実を飾り付けてでき上がり。南天の花言葉は「福をなす」。「良い家庭」。家の庇まで伸びると、お金が貯まるとも言われ、実に目でたいのです。どうしてこれまで飾りに使わなかったのか…。正月飾りで切り花を飾ってはいたのに、こういうところがヌケている、自分。
 そして、その血を深く受け継いでいるかのようなぽん猫。

 雑煮は、到来物の鱼翅(フカヒレ)の缶詰があったので、それをこの日のために取って置いたのだ。棒ネギ、針生姜、カキ菜を加えたので、正確には、“三丝鱼翅湯”(三種の具入り)、となります。
 取り分けてから、好みで、香醋(こうず)を掛けるのだけれど、そんな気の効いた物はないから、黒酢で代用。
 中国に居た頃は、日本のような透明の酢を買い求めていたのに(香醋や黒酢が一般的)、今度は逆に香醋を探すとは…。皮肉なものだ。

 元旦早々。未だ6時間も経っていないのに、やらかしちまいました。
 まずは、鱼翅(フカヒレ)の缶詰を開ける時、「今時、キコキコ(缶切り)か」と、開け辛いのを無理して開けたところ、空き缶を洗っていたら、反対側に「パッカーン(プルトップ)」がちゃんと付いていた。が、これは被害がないから良し。
 続いて、餅を焼きながら、ほかのことをしていたら。キッチンに広がるきな臭さ。「わーお」。表面が炭と化した、我がお餅。「表面を削るしかないな」。なんて心配いらなかった。焦げ過ぎて、パカッと表面が剥がれちゃいました(笑)。少し小さくなったけど、体制に影響無しと判断。
 そして、炬燵布団に汁を飛ばす。まあ、これは正月に限ったことではないのだ。
 
 件のお屠蘇は、「縁起物だかんね」と、柑橘系のハーブティーに入れて飲んだところ、美味しかったよ。中国で春節(旧正月)に良く飲まれている縁起物の「八宝茶」もこんな感じじゃなかったかな? やけに注ぎ口の細長い金属のポットから、アクロバチックに背中越しとかから注いでくれるんだぜ。確か、角砂糖を入れて飲んだような…古い記憶なので、もうひとつ思い出せないけど。






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