ジョグはヘッドフォンなしで・・・！

　以前は、ヘッドフォンで音楽を聞きながら、ジョグや散歩を楽しんでいた。
そして目前の早朝の風景とそのメロディの調和に涙するような、なぜか？センチメンタルな感動を味わっていた。
それはそれで、悪くはないのだけれど、
ヘッドフォンが無ければ、別の素晴らしい世界を感じることもできる。季節ごとに・・・・・

　いまは、足元からまだ控えめに鳴くコオロギ。
喧しいアブラ蝉とミンミン蝉の合唱に割って奏でる蜩の唄は、近づいてきた夏の終わりを感じさせる。
　川の水面には、小魚が跳ねる音。秋ヶ瀬の森では、いまだに鶯が鳴いている。
名前も知らないけれど可愛らしい小鳥達の調べに、
愛きょうの無いカラスの鳴き声が邪魔をする。
　今頃になって、縄張りを声高に主張している雉は、
まだ独身で彼女が見つかっていないのだろうか？

五官で、楽しむことを考えるとヘッドフォンは
時として、余計なものと思う。