#サイクリング で 地方を旅して 「これはっ!」と思う食材に出会えることは、残念ながら多くは無い。
その多くは、観光地向けのどこにでもあるようなお菓子であったり、地場の農産物や水産物をつかった食材だったりする。それはそれでふつうに美味しいのだけれど、何としてもまた食べたいと思う食材は稀だ。
昨年、通常は走ることのできない南アルプススーパー林道を、広河原まで走る機会があった。
40年以上前に、ここを歩いてサデの大岩か、北岳に岩登りに行った記憶がある。
懐かしさよりも、改めてこんな凄い山域であることに畏怖の念を感じてしまった。
この時に入手したこの ハードバウムクーヘンは・・・・
赤ワインとの相性が素晴らしくて・・・・己の舌に再び贅沢な記憶をセーブさせてしまったような気がする
これ以来、僕の舌というか、食に関する欲望は「ハードタイプのバウムクーヘン」に異常に反応するようになってしまった。
言い方は良くないかもしれないけれど、安物の赤ワインであっても、このバウムクーヘンと一緒に楽しむと、限りなく素晴らしい満足感を提供してくれることに気が付いてしまったのだ。
ネットで注文する気になったのだけれど、本体価格に近い送料をみて、貧乏性の僕は少し躊躇してしまった。それに、控えめに言ってもカロリーは低くない。
ダイエット中の自分にとっては、ふさわしくない行動でもある。
先日、日光にサイクリングしたときに、やはりハードタイプのそれを見つけた。
しかも、日本のホテルの老舗、金谷ホテルのベーカーリーが提供するのだから、極端なハズレはないだろうとの独善的な判断で即購入(笑)
ここのベーカーリーは、ステキなモーニングサービスもやっているのに、パン好きにはとてもいいかもしれない。
正直、僕はご飯に味噌汁&納豆派なのだけれど、パンが旨いのか焼き方が旨いのか?再び訪れたいと思う場所だった。
やはり、期待を裏切らない風味だった。
スィーツと酒は、ピンとこないかもしれないけれど、
ブランデーとチョコレートの組み合わせの様に
コレと赤ワインの組み合わせは最高だ。
サイクリングをしていなければ、知らなかった味でもある。
南アルプスのハードタイプとの比較を楽しみつつ
旨い赤ワインを開けたい・・・・
と思う今日この頃・・・・(笑)