トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

つれづれなるままに・・・

2011-02-12 18:25:00 | 他愛無き事
 出張やら、決算処理の業務やらで、今月はスイムも0m、バイクも0m、ランも0m。出張中ジョグをしようと思いつつ、明るくなるのが7時過ぎなので結局トレーニングらしきものはしなかった。

 今朝、久々にジョギングを10㎞ほど。ここ最近増えすぎた体重を走り始めてすぐに感じる。
スタート: 2011/02/12 7:58:37
ランタイム: 1:01:25
停止時間: 1:27
距離: 10.05 km
平均: 6:07 /km
最高ペース: 4:29 /km
登り: 10 メートル
降り: 32 メートル


 少しずつではあるが公開した前回のイタリア出張関連アルバムに、説明を付け加えはじめた。想像以上に多くのお客様が自分のバイクが本当にイタリア製なのかなと半信半疑でいるのに驚いた。写真を見て、安心して頂いたようなのでとてもうれしく思う。

 確かに、イタリアで生産しているのはほんのわずかだし、中国・台湾製の高級車が巷に溢れている。それに材質によっては、どこまでの工程をもってイタリア製と判断するのか?判断が難しい。カーボンは特にそうだ。

 精度さえ確かならば、誰がどこで溶接しようがその性能に関して差はない。でも、トマジーニのユーザーの一人として、トスカーナのあの工場で生まれた事が重要なのだ。だから、今回彼女をトスカーナに里帰りさせて、化粧直しさせている。


 以前、アルミのロードバイクで、同じチューブセットを使っても日本円での小売価格で5万円以上、10万円近くの差が発生したことがあった。いずれもイタリア製と表示していある。トマジーニやカザーティのような小さな工場で一人の職人が最初から最後まで作るような工程だと単価は高くなる。その時の差額の大きな理由は、溶接は東欧でやっていたと聞いた。 その昔、戦車やミグ21を作っていた職人が、いまでは平和的に自転車を溶接するようになったんだと聞かされた。しかも、人件費も安いし量産方法のシステム化によって往復のトラック運賃を考えても、大幅なコスト削減が可能だ。それをイタリアでコンポを付けてアッセンブルすれば”made in Italy"になる。この効率化はTIG溶接に関して特に顕著だ。ロウ付けを東欧でやるという話は聞いたことが無い。イタリア国内のジャンキーの更生施設の職業訓練でロウ付け溶接をやらせて某フレームを作ったという話は聞いたことがある。これは一応まぎれもなくイタリア製だ。(笑)

 実際に台湾の工場で見る限り、ラグのロウ付け溶接作業を1台を仕上げる間に30台くらいのTIG溶接フレームができていた。機械化されているわけではないのだが、1台分のフレームにかかわる人数は4~6人いて流れ作業で溶接をする。だから、人それぞれ、溶接する箇所が決まっていて、それ専用の治具もある。流れ作業だがハンドメイドであることには変わりがない。そのチーム全体のレベルが重要なんだが・・・(少なくともカラミータの溶接チームは優秀だ)ロウ付けの場合は、そんなシステム化も簡単ではないようだ。まして、カザーティの得意なフィレットブレイジングだったらなおさらだ。これが面倒で、ラグが生まれたのだから。