5月30日(日)、安城市文化センターにて『りらっくご』が催されました。我が友ことりちゃんの情熱から成るこの会もはや4回目。わたくしはスタッフとしてお手伝いいたしました。スタッフ女子は皆キモノ友達です。
今日の着物:紫紺縞唐桟(mayさんにいただく)
今日の帯:白に濃い桃みんさー(楽天きもの・まるとも)
今日の半襟:赤紫白牡丹ハギレ(居内商店のおまけ)
今日の帯揚:緑に紫しましま帯揚(chokoさんの)
今日の足袋:杵屋白足袋
今日の簪:金平糖簪(おーこさん作)
今日の下駄:畳表台紫縞花緒(松屋)
今日のいでたちは『mayさん特集』…長襦袢もmayさんからのいただきものなので…いつもありがとうー。
そのmayさんとtomoさんは伊勢木綿、フミさんは片貝。ことりちゃんはしゃりっと涼しげな塩沢。そういう季節になりましたねー。
スタッフ女子一同、キモノで「いらっしゃいませー」りらっくご名物、です。
男子スタッフはあんずさんと我がオット。長机を積んで高座を作ります。女子は座布団と椅子を並べ。この作業ももう手馴れてきました。
お弁当をいただいて、いつもの桂こごろうさんはじめ噺家さんたちが到着。舞台のチェックも済み…あっという間に時間は過ぎて、お客様が並び、さぁ開演です!
まずは、笑福亭鉄瓶さん。演ずるは『狸のさいころ』!
鶴瓶師匠の末っ子弟子である鉄瓶さん、マクラでは鶴瓶一門のいろいろを話してくれて、会場は爆笑!一気に温度の上がった会場での『狸のさいころ』、これもまた笑いの渦。昨年金沢の『小つると鶴瓶のき楽寄席』でも、鉄瓶さんトップで登場し、この狸賽で会場を温めてくれました。今回はいっそうのびのびした感じです。たぁちゃんの可愛いこと。鉄瓶さんも可愛いわぁ(失礼~)。
お次は『りらっくごvol.1』にも出てくれた桂紅雀さん。『花色木綿』。
こちらも、マクラから大爆笑なんです。結婚生活の様子とか、いろいろ大サービスの話があって、そして『花色木綿』。妙に几帳面な泥棒さんのしぐさにまた爆笑、そうして盗まれた羽二重もモーニングも「裏は花色木綿」…!紅雀さんの表情や語り口、ときおり枝雀師匠がふわっと重なる感じもあったりして、もうもうおなかが痛くなるくらい笑わせてもらいました。
そして、いつもの桂こごろうさん!『茶の湯』
ご隠居さんの、すごく迷惑な『茶の湯』。ご隠居さんの『変』がどんどんどんどんエスカレートしていくにしたがって、高座のこごろうさんにもどんどんどんどん『変』が憑依していきます。飲む前に茶碗を回すらしいと、バスケみたいに体の回りをぐるぐる!大真面目なご隠居さん、鬼気迫る『変』具合。と思うとこごろうさんふっと話者に戻って「お客は恐怖の館へ…」と落差でまた笑わせてくれるという具合。会場、大盛り上がりでした!
そして、りらっくご名物、お客さんの質問に答えるトーク。お客様もこのコーナーに慣れてきて、質問も面白いものが。
「『流行の芸人さんとの交流はありますか?』…流行の芸人さんて!僕らはなんや、ちゅうねん」
「言葉の通じない外国人ばかりがお客さんだったら、どうやって笑いを取りますか?」
「僕は、師匠譲りの裸踊りがありますから!」
最後まで大笑いで終演。お客様が皆、笑顔でお帰りになって行きます。
ああ、楽しかったなあ!
片付けの後は、スタッフの役得・噺家さんとの打ち上げ。「花色木綿ってどんな布なんですか?」など、落語の話、噺家さんの話、いろんな話でもりあがります。
「よく笑ってくれる、よく反応してくれる、本当に良いお客さんで良い会ですね。演っていて本当に楽しい」こごろうさんたちに褒めていただきました。何より嬉しい。
宴果てて、お店の前で記念写真。
最初から最後まで、本当に楽しい時間でした。
こごろうさん、紅雀さん、鉄瓶さん。
席亭ことりちゃんとスタッフの皆さん。
そして、会を盛り上げてくださったお客様。ほんとうにありがとうございました。
この『りらっくご』。次回vol.5からは、会場を刈谷総合文化センターに移して行います。JRと名鉄の刈谷駅から直結で、行きやすくなりました。椅子席なので足も楽になります。お読みの方でまだ『りらっくご』未経験の方も、どうぞお気軽に足をお運びくださいませ。
『りらっくご vol.5』
2010年9月19日(日) 16:00開場 16:30開演
刈谷市総合文化センター 4F研修室
(JR・名鉄 刈谷駅南口より連絡橋で直結)
出演(出演順):桂さん都改め鯛蔵、桂こごろう、桂宗助(落語一席ずつ&トーク)
前売・予約¥2000
チケットのお申込み・お問い合わせは下記までメールで。
りらっくご事務局(ことり) o-rakugo@mail.goo.ne.jp
メールをいただいた方には3日以内に返信メールを送らせていただきます。
(受信拒否をされている方は受信できるように設定をお願いします。)
会場は少し広くなりますが、マイクを通さない生の声というのは変わりません。
それから、『めくり』の寄席文字を席亭ことりちゃんが書くということも!
写真はすべてオット撮影。ありがとうー。