キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

ハツキモ!

2010年01月02日 | 今日のキモノ

 あけましておめでとうございます。葉です。どこにも行かないでぶしょうがつを送っております。
 こんなことではいけない!一念発起、とりあえずキモノを着てみました。

 今日の着物:縮緬牡丹訪問着(きむら)
 今日の帯:朱色花流水名古屋帯(きむら)
 今日の半衿:松鶴刺繍半衿(大須骨董市)
 今日の帯揚:紫白水玉ハギレ(きむら)
 今日の帯締:紫三分紐(るびーぶる)
 今日の帯留:金梅花(竹蔵龍)
 今日の簪:金トンボ玉(玉やふちこま)
 今日の足袋:紫銀杏足袋(分銅屋)

 この着物、おととし大垣でお花見したときに着た着物です。お袖が長いのでおめでたい感じで着てみました。
 が。
 ・・・着にくい。
 わたくしは衿を抜き気味に着るのですが、この着物サイズが小さいのでみやつ口が上にあがっちゃって、こーりんベルトの位置が決まらなくって。
 お袖と身幅の感じも違うし。
 長襦袢もなんだか・・・。

 キモノを着初めの頃は、アンティークの小さいキモノを無理矢理着るのが普通だったのです。腰紐を低めに結んで、裄が足りないのは半衿をがばちょと出したりして、なんとかかんとか調節して着ていました。その頃はそれが普通だったのでなんとも思わなかったのですが。

 最近になって、気に入ったアンティークは洗い張りして自分サイズに縫い直しして着るのを覚えて、おおこれは着易いわぁーとそればっかりになっていました。
 そして、いつのまにかそれが普通になっていたのですね。
  
 お読みの皆様にはもうとっくに周知のこととは思いますが、自分のサイズのキモノってやっぱりいいですね。
 このキモノはとても気に入っているのです、これも早いうちに自分サイズに直そう!と強く思いました。
 手持ちのお気に入りはもう自分サイズに直そう。新しいものを買うよりもそっちにお金を使うんだい。箪笥もいっぱいだし。・・・ってこれ、去年も言ったような気もするのですが、誓いを新たにしたことでありました。(守れるのか?)
 
 ところでこのキモノ、改めて見るとあちこちに『五枚笹』模様がありました。
 五枚笹と言えば、笑福亭の紋。今年、贔屓の笑福亭小つる師匠が『枝鶴』を襲名なさいます。わたくし、できるだけおっかけする所存。そのときの衣装に活躍してくれそうで、新年から嬉しかったのでした。
 半衿も『鶴』の刺繍。これもまた、おっかけ要員です♪


 昨年は後半から生業が忙しくなり、時間よりも気持ちの余裕がなくって更新が滞るようになってしまいました。毎日見に来てくださっている方もいらっしゃるのに申し訳なく、一時はもう閉鎖しようかとも考えましたが、やはりこのブログでキモノライフをお話させていただくのはわたくしにとっても大切なことと思い直しました。
 というわけで、今年も細々とキモノの報告をさせていただきたいと思っています。きっとまた滞りつつということになるでしょうが、どうぞご容赦くださいませ。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。