キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」を見に行く

2007年05月15日 | 今日のキモノ

 普通なら仕事がない火曜日だけど、今日はお昼過ぎまで仕事。2時過ぎにやっと体が空きました。中途半端な時間だからこそ、うだうだ過ごしたらもったいない!思い切ってキモノ着て、でかけることにしました。行った先は愛知県美術館。「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」。なので江戸絵画つながりで「大津絵の帯」を締めて出かけます。
   
 今日のキモノ:薄緑色紬単(ヤフオク 5000円くらい)
 今日の帯:大津絵帯(きむら 5000円)
 今日の半衿:水色モス撫子柄(すうざんやハギレ2000円を2分割)
 今日の帯揚:水色絞り(祖母のもの)
 今日の帯締:水色三分紐(骨董市:忘れたけどすごく安かった)
 今日の帯留:シェル・アクアs(竹蔵龍さん:4000円くらい)
 今日の替袖:水色盃柄単(羽裏地で自作)
 今日の足袋:まねきや黄緑水玉(780円)
 今日の草履:酒袋すうちゃんお見立て花緒(松屋バーゲン4000円くらい)

 この展示、ぜひ行きたいね~と仲間内で話していました。こんな貴重な機会、きっと複数回行きたくなると思うので、まずは偵察です。午後遅い時間の愛知県美術館は人も少なめで、ゆっくりと見ることができました。

 このプライス・コレクションはアメリカ人のエンジニアであるプライス氏が、心惹かれるままに集めたもの。描き手の個性と収集家の個性が響きあって、たいへん印象的な作品群。表情豊かな動物たちや人物群像の生き生きした様子など、いつまでも眺めていたいような作品ばかりでした。なかでも「百福図」って、官女・産婆・遊女などいろんな格好をしたお多福ちゃんがみんなで踊っている絵がわたくし大好き。お多福にシンパシイ。

 展示法も、「自分が愉しんでいるように愉しんでほしい」との希望からガラスケースのないものが多く。また、「日本美術を鑑賞する際、光の果たす役割は非常に重要である」という氏の主張を表わして朝~夜のように変化する照明で照らされた絵画もあったり‥光の変化によって、確かに絵の風景も朝になったり日が暮れたりするのです。ステキですプライスさん。

 予想通り、もう一度と言わず二度三度見に行きたくなる展示でした。こんなこともあろうかと愛知県美術館の友の会会員になったので、何度でも行けますわ♪こんどはキモノ仲間と一緒に見たいものです。