キはキモノのキ

キモノ‥愛してます

新年早々『新日本髪』!

2007年01月06日 | キモノびぢんへの道

  それは、年末にかかってきた一本の電話からでした。
 「葉さん、日本髪結ってみたりしたい?」
 電話の主は栗栖のみっちゃん。先日『美女塾』とてメイク講座をしてくれた、キモノ仲間の美容師さん。新年早々、彼女にカット&パーマを予約していたのです。ついでに何かキモノヘアを結ってもらっちゃおうとは目論んでいましたが、日本髪!うわあ~。
 「日本髪っていっても、結髪さんが結う伝統的な日本髪じゃなくて、『新日本髪』というの。鬢付け油とか使わないので、軽くて清潔です。CMで宮沢りえちゃんが結っているようなの。どお~?」
 「それは~。ココロが動いてるわぁ。お願いしちゃおうかしら~♪」
 二つ返事とはこのこと、その場で新日本髪も予約してしまいました。うきゃ♪

 『新日本髪』には、日本髪と同様に櫛や簪、手柄などがいるそうです。「成人式に使ったのが実家にあるけど」と言うと「ひえっ!そーんな真っ赤なのをー」とみっちゃん。そう言われりゃそうだ。それ以外だと、生地のまんまの黄楊の櫛しか持っていませんが、ならばそういう感じの髪型にしてくれるとのこと。手柄も、絞りの布でなくても手持ちのハギレでできるとのこと。
 どんな風になるかな、何を使ってもらおうかなと、暮れからずーっと楽しく悩んでいます。

 
 キモノもどうしようかな。せっかく日本髪だから、一張羅のこてこてアンティークを着ようかとも思いましたが、この櫛を使うのならアンバランス。それこそCMのりえちゃんのイメージですっきりとした紬にでもしようか、いや、やっぱり柔らかものが着たいかなあ。これも楽しく迷っているところ。みなさんならどうなさいますか?

 『新日本髪』実は大昔、成人式の時に一度結ってもらったことがあります。でも、このときは混んだ中で流れ作業みたいなヘアセットだったせいか、いまひとつ気に入りませんでした。でも、こんどはみっちゃんがじっくり結ってくれるのです。いやが上にも期待が高まっております。
 みっちゃんには、前にも大正時代の髪型『耳かくし』を結ってもらいました。たまたま持っていた写真を参考に、アドリブで結ってもらったのです。
 
 わたくしがキモノを着る時に、一生懸命再現しようとしているのがこの髪型。でもなかなかこうはなりません。プロの技だねえ。今回も、もういちどこれを作ってもらって参考にしようかと考えていたのですが、日本髪と聞いてはやっぱり飛びついてしまいました。

 ちなみに、このとき一緒に行った縫さんは『束髪』という明治時代の髪型を結ってもらいました。これは再現しようとも思わないほどのプロ業でした。

 
 これが参考書『日本の髪型』。

 さあわたくしの『新日本髪』、決戦は1月13日、ところはみっちゃんの美容室。カメラマン連れでうきうきと参ります。ぽんごちゃんも一緒。みなさまも、よろしかったら見物にいらっしゃいませんか?