SLAVA 『AVE MARIA』
もう何回目の登場になるでしょうか、SLAVAの『AVE MARIA』
一般的にはイタリア・ルネサンス期の作曲家ジュリオ・カッチーニの作曲と言われていますが、実際には1970年頃ソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフによって作曲された歌曲だそうです。 ヴァヴィロフは自作を古典作曲家の名前を借りて発表することがよくあり
1972年の録音盤では作曲者不詳の『AVE MARIA』として発表していたとのこと。ヴァヴィロフの没後10年を経て
CD化された時には作曲者がカッチーニと表記され、現在までカッチーニ作品と伝えられているのだそうです。
作曲者が誰であれ何とも気高く美しい曲で、1990年代にSLAVAのCD録音で、一気に知名度が高まりました。
今日12月10日は、ジュリオ・カッチーニの没後400年忌に当たります。此の曲には感謝や癒し 希望などを与えて
くれるパワーがあり、何かにつけて聴いています。特に年末12月に聴くには恒例の『第九』よりも、此方の静謐なメロディが心に沁みるKimitsukuです。何かと気忙しい年末のひととき、貴方もホッとひと息ついてみては 如何
