市の協力を得ながら活動している「そばサークル」の収穫作業の第二弾を行いました。まず
前回の刈り残しのソバを刈り取りました。次ぎに10月24日に収穫し温室で乾燥していたソバ
からソバの実を選り分ける作業をしました。
これが10月24日から乾燥していたソバです。これから実を分離する作業をします。ブルーシ
ーとの上には既に多くのソバの実が落ちていました。
まずは脱穀です。この日のために借りてきた脱穀機で実を茎から外します。ブルーシートに
散らばったソバの実を集め、フルイにかけて大きなゴミやソバの茎を除きます。次ぎは唐箕
(とおみ)がけ作業です。
これが唐箕です。現在は使われなくなった農機具の一つです。これで籾と空籾、茎等のゴミ
等を風の力で選り分けます。上部のスリット部から分離したいものを少しづつ入れ、それに風
を当てて選別するのです。最も軽いもの、次ぎに軽いもの、最も重たいもの(ソバの実だった
り、お米の籾だったり)の3種類に分類出来ます。今回どこかで保存資料として保管されてい
た唐箕を市が借り出してくれたようです。写真の唐箕の円筒部にタグが付いていますが、これ
には資料番号と「遺跡」という文字が書かれていました。
これが唐箕作業です。写真の作業をされている方の右手は風を起こすためにハンドルを回
し、左手は風選したいものを落とし込む量を調整するレバーを調整しています。足下にソバの
実が溜まるようになっています。
今回の作業で採れたソバの実です。収量がとても少なかったようです。それでもソバが採れ
たのです。12月のソバ打ちが楽しみです。