気ままにかしまライフ

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粉砂糖によるダニ防除をしてみました

2014年10月13日 | ミツバチ

我が家の西洋ミツバチは、この夏抗ダニ剤でダニ駆除したにもかかわらず、駆除期間中も駆

除後も羽根の縮れたミツバチが巣箱の周りを俳諧していました。これは明らかにミツバチヘ

ギイタダニが寄生することによるバロア病を発症しているのだと思われます。この巣箱のミツ

バチは今年6月に購入したものですが、どうやら抗ダニ剤耐性を持ったダニがミツバチにくっ

ついてきたのだと思われます。

上の写真の3カ所の矢印の先の丸っこい赤いのがミツバチヘギイタダニです。これらを駆除

しない限り、状況は変わらないと思うものの効かない抗ダニ剤を再度入れても仕方ないので、

みつばち協議会発行の「養蜂マニュアル」を参考に粉砂糖によるダニ駆除をやってみました。

この方法は巣板に粉砂糖を振りかけるとダニが落ちるというものです。

巣箱に落ちたダニはまだ生きているので、巣箱の底に粘着性の紙を敷きトラップする必要

があります。しかし、この粘着性の紙にミツバチがくっついてはまずいです。そのため、紙の

上に細かい網を張りなさいとマニュアルにはありましたので、ステンレス製(?)の網戸用の

網を準備しました。

この金網に紙のガムテープを貼り付け、接着面が上になるように巣箱の底にセットしました。

金網はミツバチがくっつかないよう念のため2枚重ねとしました。

粉砂糖は、調理用の粉ふるい器で巣板にかけました。その際、蜂場に粉砂糖が散らからな

いよう段ボール箱を準備し、その中で処理しました。なお、粉砂糖にはベーキング・パウダ

ーが混ざっているとダメだそうです。

これは段ボールの底に溜まった粉砂糖です。点々と見えるのが全てミツバチヘギイタダニで

す。砂糖をかけただけでこんなにも採れて驚きです。

これは24時間後の巣箱の底の様子です。見づらいですが、ガムテープの粘着面に多数の

ダニがくっついています。粉砂糖を振りかけることで確かに沢山のダニが駆除出来ることは

判りましたが、さてさて蜂群がしっかり立ち直ってくれるでしょうか。

なお、この巣箱には巣房に蓋のかかった幼虫(蛹)が多数いるため、今回はこの蛹のダニ

駆除が出来ていません。そのため、これらの蛹が羽化したころに再び今回と同じ処理をして

みようと考えています。これでうまくダニ駆除が出来るのであれば、オーガニックな養蜂も出

来るかも知れません。


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