ミツバチを飼育していると8月から初冬にかけてのスズメバチの攻撃を覚悟しなければなりま
せん。昨年は9月から西洋ミツバチを1群飼育し始めたところ、200匹弱のスズメバチを駆除す
ることになりました。今年飼育する西洋ミツバチが私の3群と地主さんの4群の合計7群と多くな
りましたので、大変な攻防戦を展開しないといけないと覚悟しています。でも、出来れば余り戦
いたくない相手でもありますので、戦いを少しでも少なくしようとスズメバチの生態を考え、早め
の駆除を試みました。
それは、初夏から巣作りを始め、夏に大きな群れに育て上げようとしている単独行動をして
いる女王蜂を巣作りの前に駆除してしまう作戦です。5月の中旬にこれから巣作りをしようとし
ている女王蜂を罠にかけるべく写真のようなトラップを仕掛けました。
これはブドウジュース、お酒、お酢、砂糖を配合した誘因剤を入れたペットボトルです。ボト
ルの肩の下辺りに入り口を設け、こちらからスズメバチを誘因します。一度ペットボトルに入
ったスズメバチは二度と外に出られず、誘因剤に溺れて死んでしまいます。
設置一ヶ月後の本日中身を確認したところ、14匹のスズメバチが捕まっていました。下の
列の左隅がオオスズメバチの女王蜂と思われます。他はキイロスズメバチやチャイロスズメ
バチのような個体も見受けられますが、種類の特定は出来ませんでした。しかし、これから
巣作りをしようとしている女王蜂をこれだけ駆除したのだから、この近所では昨年よりもスズ
メバチの出現が少なくなることを願いたいものです。