ミツバチ巣箱の内検をしていたところ、とんでもないものが入っており、驚きました。
ちょっとグロテスクな写真で済みません。これ何だか判りますか? お腹の部分が無くな
って、背中の皮だけが残っています。
取り出して見ると、これはアブラゼミ? 全体的に蝋が塗られているような感触があります。
たまたま巣箱に入ってしまったセミがミツバチに殺され、腐敗を防ぐためにお腹だけを切り
取り捨てたのでしょうか。
以前、養蜂講座で「ネズミが巣箱内でミイラ状態で見つかったことがある」と聞いたことが
あります。その際もネズミの死骸はプロポリスや蜜蝋で覆われていたとのこと。エジプトで
は、ミイラを作る際には、腐敗防止のためにプロポリスを塗っていたと本で読んだことがあ
ります。プロポリスの抗菌、殺菌作用というのも凄いですが、ミツバチの知恵にも驚かされ
ますね。