気ままにかしまライフ

趣味を楽しみながらのシニアライフを記事にしています。

「稲敷みつばちの里づくり」への協力活動

2012年03月28日 | ミツバチ

 農薬や化学物質に弱いため環境指標生物とされているミツバチが安心して生活し、飛び交

っている農地で収穫された作物は、人間にとっても「安全・安心」であるといことで、農産品の

付加価値を高め、減農薬農業を普及させ、環境保全にも資するという「茨城みつばちの里づ

くり協議会」がスタートしました。「銀座ミツバチプロジェクト」が事務局となり、「かしまミツバチ

プロジェクト」は稲敷市におけるみつばちの里づくりに協力することになりました。

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一昨日、メンバーの一人が大切に飼育している日本ミツバチを稲敷市に運搬し、設置しま

した。これが設置後の写真です。いつ分封しても良いように、分封群を止まらせる板も設置

(写真左上)しました。

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その巣箱の前で、銀座ミツバチプロジェクトの高安理事長が雑誌社の取材を受けていると

ころです。

  稲敷みつばちの里づくりはこれからです。そのため、この春から日本ミツバチを沢山捕

獲しなければなりません。そこで、この日は日本ミツバチを捕獲するために待ち箱11個を

設置しました。みんなミツバチになったつもりで、ミツバチが好みそうな場所を選んで、待ち

箱を設置しました。以下の写真は設置状況の一部と記念写真です。

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日本ミツバチの大移動

2012年03月28日 | ミツバチ

昨年の初夏に捕獲し大切に育ててきた日本ミツバチを、一時的に貸し出すことになりました。

貸出先は「稲敷みつばちの里づくり」のための活動拠点です。農薬や化学物質に極めて弱い

ことから環境指標生物とされているミツバチが生活し、飛び交っている農地で採れた農産品

は、「安全・安心」な食べ物として評価出来るのではないかという先進的な取り組みです。こ

の取り組みに協力するため、私の秘蔵っ子のミツバチを活動開始のための最初のミツバチ

として利用してもらうことにしました。

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 今回は、昨秋一ヶ月以上もかけて敷地内を移動してきたような、人力で巣箱をそっと移動

させるのではなく、振動や衝撃が巣箱に加わる恐れのある車での移動のため、色々な工夫

が必要でした。そのため、日本在来種みつばちの会の藤原会長や、銀座ミツバチプロジェク

ト高安理事長にも相談しながら、運搬のための対策をしました。

 上の写真は巣箱の裏側です。それぞれの重箱を固定するために2本の桟木を縦に通し、

ビス留めしました。電動ドライバーを使う際には出来るだけ巣箱に振動や衝撃が加わらな

いよう慎重に作業しました。巣箱の横側には持ち手も付けました。

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 花粉や花蜜を採取するために外に出ていたミツバチがほとんど巣箱に戻った日暮れ時を

見計らい、巣門を閉じました。但し、巣門は完全に閉鎖をするのではなく、巣門をネットで覆

い、ネットには多少のゆとりを持たせるようにしました。こうすると巣門から外も覗けるし、ち

ょっと巣箱の外にも出ることも出来ます。ミツバチは巣門が完全に閉鎖されるととても焦り、

興奮して発熱し、その熱により死んでしまうそうです。そのための対策です。もちろん、運搬

中の振動などで興奮して発せられる熱を少しでも外に逃がす役割もあるのだと思います。

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 巣門をネットで閉じた後、さらに通気性のよい布で巣箱全体を覆い、車の荷台に括り付け

ました。巣箱に下には布団を敷き、さらにクッションをかませました。また巣箱の前後もクッ

ション材で衝撃を和らげるようにしました。この状態で約1時間かけて運搬しました。なお、

あまり意味が無いと言われましたが、巣箱の上には保冷剤を数個置きました。これは巣箱

内の温度上昇を少しでも抑えられればとの思いからやってみました。

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運搬中にミツバチが騒ぐこともなく、無事異動先に着きました。受け入れ先では、予め巣箱

を乗せるための準備をしておいて貰いましたので、そこに巣箱を乗せました。その後、逃去

防止のための「ハチマイッター」を取り付けた箱枠をはめ込み、当日の作業は終了しました。

意外とあっさり移動が完了したので、ちょっと調子抜けの感もありましたが、十分に準備が

出来ていたから問題も起こらず無事搬送出来たのだとも思いました。

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これが翌日の朝の状況です。最初は「ハチマイッター」の出入りが難しそうでしたが、次第

に慣れてくる個体が増えてきたように思います。

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お昼過ぎには、沢山の働き蜂が花粉を運ぶ様子が確認出来ましたので、夕方には「ハチマ

イッター」を取り外しました。そして、巣箱の前には分封群を止まらせるための板(写真左上

にぶら下がっている板)も取り付け、分封群を捕獲する段取りも行いました。ここで当分、我

が家のミツバチは働くことになります。頑張れ~~