昨夕、犬の散歩を終えて自宅に帰ってくると、犬の水入れに日本ミツバチ
が浮かんでいました。全く動かず、水死しているのだと思いました。しかし、
姿がとても綺麗に見えましたので、この際だからじっくりと虫眼鏡で観察し
ようと思い、水から摘み上げ、犬の世話をする間、近くの石の上に置いておきました。
その後、手の平に乗せて自宅に入り、虫眼鏡の置いてある部屋まで歩いている間に何か
手の上の感触が違うのです。何か振動のようなものを感じるのです。よく見ると、ミツバチ
が脚を動かしているではありませんか。写真はその時に片手でカメラを持って、自分の手
の平のミツバチを撮影したものです。ピントが甘いですが、脚をばたつかせているところで
す。もっと暖めてあげようと、もう片方の手の片を重ねて、両の手で空洞を作り、暖めてあ
げていると、手の平の上を歩き始めました。完全に生き返ったようです。
そのうちに、指の方まで歩き始めましたので、家の中で飛ばれては大変だと思い、急いで
日本ミツバチの巣箱の巣門まで持っていき放してあげました。恐らく我が家の日本ミツバチ
であるだろうという決めつけての行動ですが、これが他の群れのミツバチだったらと思うと、
ちょっと複雑な心境です。
ミツバチは幼虫の餌として与えるハチミツは水で薄めるのだそうです。そのため、春先には
水場をしっかりと作っておかなければいけないのだそうですが、それを怠っていたために
起こった事故かもしれません。本日、早速水場を設置しました。