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蒲生明展を見学して

2009-10-22 06:54:48 | 日記

漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ

お早うございます。昨日は慢性関節リウマチ むくみ の相談がありました。

地元郡山市の奥羽大学図書館で、「郷土が生んだ漢方医薬の開拓者~蒲生明(がもうあきら)展」が開催されており見学して来ました。

蒲生明氏(1896~1970)は、田村郡滝根町出身の漢方薬剤師で、小学校卒にも関わらず独学で薬学を学び薬剤師の免許を取得、東京に出て駿河台病院の薬剤部長を務めた後、関東大震災で被災者や患者の救済に奔走し、大正13年に郷里へ帰り郡内で最初の薬局を開局しました。

氏は本業の薬剤の仕事の他多方面にわたる研究を行っており、新種の動植物を発見し学界に発表したり、世界11ヶ国語を学んだり、家伝薬として沢山の種類の医薬品を製造・販売したり多岐に亘る才能を発揮されました。

まさに南方熊楠や宮沢賢治を想わせる「村の科学者」の風格を備えた人物であった様です。

私が見学を希望する旨お伝えすると、図書館の館長さん自ら丁寧に御説明を頂きました。また一般の方は閲覧する事の出来ない貴重な蒲生明文庫を拝見させて頂きました。

氏の勉学ぶりとそのエネルギーに感心・圧倒されました。勉強や研究をする環境は現在の方が比較にならない位恵まれているのに、私自身は忙しさを言い訳に「明日はやろう!」の繰り返しでまさにアスナロ物語になってしまっていますので、明治・大正・昭和の三世代を生きた蒲生氏のエネルギーが良い刺激になりました。毎日少しずつでもたゆまぬ努力を続けたいと思っています。(思っているだけではダメ!)

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