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屠蘇散づくり

2009-12-28 06:56:22 | 漢方の四方山話

漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ

お早うございます。土曜日は うつ病 気管支炎 幼児の下痢 の漢方相談がありました。

今年も屠蘇散をつくりました。正月の元旦に飲む「おとそ」の事です。これは3世紀の初め、世界で初めて麻酔薬を用いて外科手術を行った中国の華蛇(かだ) という医者が当時流行した疫病を封じるために処方した薬酒が「屠蘇(とそ)」と名付けられたとされています。日本では9世紀初めの宮中行事から始まり、元旦の朝に一年間の邪気を払う目的でトソ酒が飲まれる様になったのが始まりと云われています。

これは桂皮(シナモン)、白ジュツ(オケラの皮)、山椒の実、桔梗の根、ボウフウ、チョウジ の6種類の漢方薬の材料(生薬) からつくられます。延喜式という前述の日本の宮中で飲まれたものは大黄という下剤成分や赤小豆(アズキ)、烏頭(トリカブトの老根) が入っていますが、これらは一般的でなく美味しくなくなるので入れません。

6種類の材料を真鍮製の器に入れて細かく劈(つんざ)きます。

次に目の粗いふるいにかけて、粗いものは又劈きます。細かい方が成分が良く出ます。

粉に近くなったものを2.5グラムずつ、煎じ薬用の袋に入れ三角形に分包します。

屠蘇の由来を書いたものと飲み方の用紙を入れ、包装して出来上がりです。メーカーで造ったものより香りが良く、お酒を継ぎ足しながら2週間近く良い香りが出ます。「やはりお宅のが良い...」と云われる方も多いです。

飲み方は1袋を清酒1合に一昼夜浸し、元旦の朝に家族の年少者から飲み、次の年齢の者が注いで順に飲みます。私も子供の頃から飲んでいました。(ナイショの話!)お好みですがみりんと清酒を半々にして甘くした方が味が良いと思います。正式には東の方角を向いて初日の出を拝みながら飲むそうです。

皆様の来年一年間の無病息災をお祈り致します。

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