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お早うございます。昨日は 夜間尿 不眠 の漢方相談がありました。
昨日の続きです。
冬季になると悪化するうつ病やうつ傾向の方があります。冬は朝がいつまでも暗かったり、また太陽の光を浴びる時間が少なくなる事も原因の一つです。特に日中の日照時間が短くなる北日本地域では、統計的に自殺者の増加につながっているという指摘もあります。
天気の良い日は外へ出て散歩するなど、太陽の光に当ることを心がけましょう。外に出なくともサンルームや縁側で光に当るだけでもかなり効果的です。
因みに心療内科では、この治療に高照度光療法という試みを行っている病院もあります。2200～3500ルクス位の強い蛍光灯の光を1日15分～120分程度浴びるもので、体内ホルモンや体温のリズムを調整する効果があるとの事です。
うつ病の改善には、薬剤、養生方法、漢方その他など多方面から考えるのが、薬剤の依存性を少なくする上で効果的と云えます。
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お早うございます。昨日は アトピー性皮膚炎 不定愁訴 風邪 自律神経失調症 の漢方相談がありました。
冬季はうつ傾向の方が悪化したり、またこの季節に一時的にうつ傾向になる方もおられます。この季節性うつ病の殆どが冬季に発症します。
症状としては 1 無気力感 2 朝起きた時眠くてたまらない 3 体重の増加が顕著 4 炭水化物のものを多食したくなる の4つが典型的な症状と云われます。
これは、冬季には太陽が顔を出すのが遅くなりいつまでも暗いことと関係が深い様です。うつ病の方は朝の太陽の光に当るのが効果的なのですが、これが出来にくくなる事や、寒さのための運動不足で汗をかきにくくなる事などもあげられます。
明日に続きます。
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お早うございます。昨日は慢性常習性便秘 咽喉部の違和感 歯槽膿漏 の漢方相談がありました。
うつ症状に陥ってしまった方への働きかけは、専門家の対処でもすぐには効果を現わさない様ですので、軽度のうちに症状を進行させない事が大事です。
うつ病になりやすい人の思考パターンとしてインボスター（自分を欺く）恐怖が注目されているそうです。これは全てにマイナス思考になってしまい、ある程度の成果を挙げても「これでは駄目だ」「ここが不足している」という思考から逃れられなくなります。その結果自分に自信が持てなくなり「自分の本当の実力を知ったら皆失望するに違いない。．．」という不安から逃れる事が出来なくなるとの事です。
慶応大精神科の大野裕医師（当時）によれば、このようなインボスター恐怖から逃れうつ病を防ぐためにはコグニッション（認知）、コミュニケーション（交流）、コントロール（自己制御）の3つのＣが有効であるそうです。
・コグニッション～物事を柔軟に考え、悲観的に考える根拠を否定すること
・コミュニケーション～助言や手助け、心の支えを得ること
・コントロール～自分がどのような状況で不安になるのかを見つめ、マイペースで動ける環境や居場所を作っていく。
（以上、朝日新聞連載「ストレスクリニック」H14年8月2日より抜粋）
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お早うございます。昨日は夕方まで雨の天気でした。顏の湿疹 膝関節痛 慢性気管支炎 の漢方相談がありました。
男性更年期障害は男性ホルモン（テストステロン）の減少が引き金になっていると考えられていますが、女性の場合ほど急激にホルモンが減少しませんので症状の現れ方は顕著でなく、また個人差もかなりあります。しかし中高年の年齢の男性で最近だるい、疲れやすい、仕事に集中出来ない．．等の症状を示す場合が多く、うつ病と良く似た症状が現れます。
男性更年期症状とうつ病の違いは専門医により血中のテストステロンの値を検査してみないと診断出来ませんが、一般的に性欲の低下など性能力に関する症状の衰えが顕著なのが特徴です。男性更年期障害の場合でも漢方薬により対応は効果的である報告が多く見られます。
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お早うございます。当地は昨日梅雨入り宣言が出された様です。気候がだんだん蒸して来ました。
うつ病の改善には漢方処方による対応も効果的ですが、漢方は症状や状態が比較的落ち着いている場合に向いており、症状の変化が激しい場合や双極性うつ病（躁うつ病）と呼ばれるタイプのものには新薬との併用が不可欠で注意が必要と思われます。
（うつ病の改善に用いられる漢方薬）
・半夏厚朴湯 ： 咽喉部の違和感やお腹が張る感じのするもの
・香蘇散 ： 胃腸が弱く神経質な傾向のあるもの
・柴胡加竜骨牡蠣湯 ： 不眠、動悸、イライラ感などが見られるもの
これらはあくまで目安ですので、より合った漢方薬の選定には詳しい御相談が必要です。漢方薬は習慣性や依存性がなく、抗精神薬と併用しその薬の減薬を図るのに効果的です。
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お早うございます。昨日は関節リウマチ 脚の吊り の漢方相談がありました。
うつ病（傾向）の新薬での治療では、ＳＳＲＩ（選択性セロトニン再取り込み阻害剤）という種類の新薬が良く処方されています。これまでの三環系抗うつ薬等に比べて副作用が少ないという事で現代では世界中で広く用いられています。（製品名：パキシル、トレドミン、ジェイゾロフトなど）
しかし最近になって、安全と云われて来たこのＳＳＲＩの服用患者の中に、攻撃性が現れる、人格が変わった様な行動や言動が見受けられる．．等の副作用の症例が相次ぎ、厚生労働省は今年5月8日にこれらの製品の添付文書を改定し医師や患者に注意喚起を行いました。（朝日新聞5月9日）
向精神薬はアルコールとの併用が禁忌なものが多いですが、これらの症例ではアルコールに関係なく変化が起こったという事で、これらの薬剤を服用されている方は服用前の状態と比較し注意が必要です。うつ病の治療として一時的に新薬の助けを借りる必要がある場合も多いですが、最終的にはそれが減薬や廃薬につながらないと根本的な解決とは云えません。日常生活の養生や漢方処方の服用で症状が改善し、抗うつ薬の処方が医師より軽減されたという事例も多くあります。
鼻炎 アトピー性皮膚炎 不妊 漢方相談は、専門店
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お早うございます。昨日は原因不明の運動失調症 過呼吸症候群 の漢方相談がありました。
現代のストレス社会を反映してうつ病の患者も増加傾向にありますが、しかし最近では従来のうつ病（メランコリー型うつ病）と異なった症状の現れ方をする新しいタイプのうつ病の患者が多く見られ、非定形うつ病と分類されています。これは主に若い女性に多く見られる症状で、気分に波がある（従来のうつ病では常に落ち込み）、食べる事で気を紛らわせる（従来のうつ病では常に食欲低下）、夕方から夜にかけて症状が悪化する（従来型では朝から午前中が調子悪い）などの特徴があります。（朝日新聞2008年11月16日記事）
楽しい事があると気分が明るくなるため周囲はなかなか気付かない事が多い様です。このようなタイプの患者の増加の背景には、現代の若い世代に多い、「打たれ弱い」傾向があると考えられています。周囲の何気ない一言や反応に傷つき、必要以上に落ち込んでなかなか立ち直れない、困難を乗り越える力が弱く回避する傾向にある．．．等の性格傾向の人に多く発症しやすいと云われています。
治療は従来のうつ病と同じ薬物治療のほか、ストレスへの対処法や人間関係の結び方を学ぶ「認知行動療法」が効果的です。気の発散を助け、気分の落ち込みにつながる辛い症状を改善して行く漢方療法も身体に優しく効果的です。
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お早うございます。昨日は慢性関節リウマチ うつ病 の漢方相談がありました。
前回ご説明申し上げました様に、さまざまな原因が引き金となってうつ病が発症します。その意味では誰がなってもおかしくない病と云えるでしょう。ではうつ病が疑われる危険信号のようなものはあるのでしょうか？
代表的な兆候として「不眠」と「食欲低下」が続くことが良く知られていますが、仕事への意欲の低下、ミスが多い、仕事が遅れがちになる．．等の変化にも要注意です。また「楽しい気分になれない」「以前の様によく笑えない」「気分の落ち込みが激しい」．．等の精神面の変化が長く続くような場合も要注意と云えます。毎日の生活をワンパターンにしない様に心がけ、休日には身体を動かしたり楽しめる事を行い上手に気分のリフレッシュを図りましょう。
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お早うございます。昨日は糖尿病 夜間尿 慢性常習性便秘 の漢方相談がありました。
現代はストレス社会ですので、ある統計によると日本人の７人に１人がうつ病を一生のうちに経験するという報告があります。うつ病は心の風邪とも云われ、特に遺伝的な要素がなくとも仕事で忙しい状態が長く続いたり、自信を失う様な体験、身近な人との別れ、子離れ等の喪失感等が引き金となって発症する事が多いようです。
病院では抗うつ剤等の薬剤の服用により対処される事が多いのですが、薬の服用だけに頼ってしまうと長期間にわたり改善が見られない事も珍しくありません。
漢方では気剤と云う、いわゆる「気晴らしをする」様な効果のある処方により対処します。内面に込もった気を発散させるという効果は漢方処方の得意な分野です。長期間服用しても依存性や習慣性が出ないので安心ですが、最終的には病院から処方されている抗うつ剤などの向精神薬が減らないと（Ｄｒの判断による処方軽減）根本的な解決にはならないケースが多い様です。次回よりうつ病の種類や養生法、漢方についてご説明してまいります。
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お早うございます。昨日は緑内障 慢性副鼻腔炎 変形性膝関節症 の漢方相談がありました。
五月病は現代医学的には軽度のうつ傾向の症状として見做されており、病院の治療では抗うつ剤などが処方される場合が多い様です。しかし漢方の観点からは、ストレスや忙しさ等による気の発散不良のほかに、気候の変動に身体がついて行かずに体内に余分な熱をため込みやすいために不眠やだるさ、頭冒感（頭がボ～ッとして集中力が出ない）等の症状を引き起こすと考えます。
よく身体を動かして汗をかく様に心掛けると気と体熱の発散がスムーズになり快方に向かいます。また午前中特に朝の太陽の光に当たるのも効果的です。
向精神薬に頼るようになると依存性や習慣性の問題が発生しやすいのでお勧め出来ません。漢方や日常生活の養生法により軽度のうちに対処しましょう。
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