漢方 相談 健康相談は 福島県郡山市 きく薬局へ
こんにちは。昨日は肺ガン 常習性便秘 副鼻腔炎 の漢方相談がありました。
漢方薬ではアトピー等の慢性の皮膚病に対し、皮膚の機能を回復させて治して行くのですが、早く治すためには同時に外用やスキンケアも不可欠ですのでご説明申し上げます。
皮膚病に関してステロイド(副腎皮質ホルモン)外用剤の良し悪しが議論されておりますが、その目的と用い方が適切であるかどうかが大事だと思います。例えばチャドクガ等の毒虫に刺されたり海水浴でひどい日焼けをした場合などにはやや強めのステメイドを短期間使用した方が早く治ります。
アトピーに関しては、このブログでも4月11日のところでご説明しましたが悪化させる原因の一つに爪を立てて掻いてしまう事があります。それを防ぐには保湿で痒みを抑えられるのが一番ですが、それでは抑えられない場合には弱めのステロイドを用いて炎症と痒みを抑えて行く意義は有ると思います。
但し、同時に漢方による治療などアトピーの改善につながる方法を行っていないと、ステロイドの外用療法のみでは症状のコントロールの域を出ませんので長期にわたり使用する様になる場合が多いと思います。
次回以降でまたステロイドの功罪について考えてみたいと思います。
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お早うございます。昨日は糖尿病 アトピー性皮膚炎 膵臓ガン の漢方相談が有りました。
アトピーを改善させるための食養についてご説明しましたが、皮膚病を悪化させる食事についても述べたいと思います。両方を比べるともっと良くお判りになると思います。
食餌によるアレルギーという事を別にすると、下記に挙げるような食生活はアトピーに限らずほとんどの皮膚病にとってマイナスですので注意が必要です。
1 白砂糖の多い菓子や菓子パン → 体質を酸性化させます
2 油や油脂の多いもの → カロリーが高いものは炎症を悪化
3 酸化された油(過酸化脂質)や熱が加わった油(トランス脂肪酸)
4 清涼飲料水 ジュース等甘い飲料の飲みすぎ
5 塩分の少なすぎる食事
6 インスタントラーメン、カップ麺
7 アルコール類の飲みすぎ
上記3としては子供の好きなフライドポテトやチキン、スナック菓子などが代表的です。また油やアルコールは熱量をたくさん産生しますので皮膚病にとってはマイナスです。洋菓子やチョコレート、ナッツ類も要注意です。
食生活の注意は、ここに一度では申し上げられませんので、またご説明して行きたいと思います。
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お早うございます。今日は気温が平年並みに戻りました。ここのところ初夏の陽気が続いていたので大変寒く感じます。
アトピーを悪化させる原因として前回は腸の汚れを挙げましたが、それを改善させるための食生活の注意点を述べたいと思います。
腸の汚れを改善させる食の養生
1 肉 魚 卵など動物性タンパク質を食べる時には香辛料(スパイス)をかけて食べる→腸の中での腐敗防止
2 同様に、刺身や寿司など生の魚介類を食べる時もワサビやショウガなどの薬味を忘れないようにする。
3 ヨーグルトやビフィズス菌 乳酸菌を積極的に摂る。
4 米飯をしっかり食べるほか、食物繊維を豊富に摂る。
5 酢のものや梅干を積極的に摂る。
6 白砂糖を止めてハチミツに代える。
腸の汚れのバロメーターは毎日のお通じです。毎日バナナ状ですぐに拭き取れるような便で、においもあまり臭くなく色も黄色~茶色が理想です。
上記3ではあまり冷たくして多量に摂ると胃腸が冷えてヘドロ化の原因になりますので気をつけましょう。
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お早うございます。ウチの息子(2歳3ヶ月)が、少し前に手のひらにボツボツが出来ていたのですが、汗が上手く出ないための汗疱疹だと考えて放って置きました。案の定、暖かくなって汗が出る様になったら自然に治りました。季節の変り目のこの時期には、このように汗がスムーズに出ない事による皮膚症状が多いです。
アトピーや慢性湿疹を悪化させる原因の4としては、腸内環境の悪化(腸の汚れ)が挙げられます。腸内細菌のうちウェルシュ菌や大腸菌などの悪玉菌が増えてしまい、ビフィズス菌などの善玉菌が減ることにより腸の中の毒素が増えると、腸壁にあるパイエル板という免疫の組織に悪影響を与え、アレルギー反応が起きやすくなります。
従って腸の汚れを改善すると症状が良くなるアトピーや皮膚病もありますが、これが原因の全てではなく、やはり皮膚機能の低下という原因は大きいと思います。(個人差もありますが)
腸の汚れを改善させる食養は、次回にご説明したいと思います。
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お早うございます。ここのところの暖かさで当地でも桜の花は一斉に満開となりました。しかし「花冷え」の日がないので花の寿命が短いようです。今週末まで持つと良いのですが。..
アトピーや慢性湿疹を悪化させる原因の3としてストレスや悪い精神状態が挙げられます。ストレスにより交感神経が興奮して皮膚への毛細血管が縮むのと、発汗の作用により痒みが生じる様です。また慢性的に痒みが続くと知覚の神経が興奮しやすくなり(閾値が上昇)悪循環となっている面もあります。
ストレスは腸内環境を悪くしますので、アトピーの原因にアレルギーの要素が大きい方ではアレルギー反応が起きやすくなると考えられます。
漢方薬による治療は主に皮膚の正常な働きを回復させる事を目的とするものですが、このような状態の方では神経の過興奮を鎮めたり気の発散を図る漢方薬も効果的です。新薬の精神安定剤とは違って昼間でも眠くなったりする事はありません。
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お早うございます。昨日は眼球の黄斑浮腫 慢性肺疾患 慢性常習性便秘 の漢方相談がありました。
アトピーや慢性湿疹を悪化させる原因の2として、秋から冬にかけての気温の低下による皮膚への血行不良が挙げられます。寒くなると皮膚表面近くの毛細血管の血行が低下し、すると汗腺や皮脂腺の機能も低下するので汗や皮脂が出にくくなり乾燥や痒みを引き起こします。アトピーではないが冬になるとあちこち乾燥して痒くなる方は高齢者を中心に珍しくありません。冬で大気が乾燥する為よりもこの原因の方が大きいと思われます。
この状態であれば皮膚の炎症にまではなっていないので、保湿をして角質層を潤し、水分の蒸発を防ぐスキンケアが有効ですが、痒いので即ステロイド外用剤を塗ってしまったり、また爪を立てて掻き壊してしまうと皮膚の状態がだんだん悪くなり、本当の慢性湿疹やアトピー性皮膚炎の状態を引き起こします。アトピーも間違った手当てから症状が進行していく場合がほとんどです。
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お早うございます。昨日は当地も気温が25度を超えて汗ばむ位の気候でした。花粉症 腰痛の漢方相談がありました。
アトピー性皮膚炎を悪化させる最大の原因は患部を爪を立てて掻いてしまう事です。すると表面にカンナをかけた様になり角質がこわれて分厚くなり、汗腺や皮脂腺を塞いでしまうのでその部分は汗が出ず熱が込もり慢性的な痒みとなります。アトピーに限らずどんな皮膚病でも掻き続けるとこの様な状態が起こります。また皮膚が広範囲にわたりこの様になってしまっている方も珍しくありません。
患部は先ず保湿をして角質に潤いを持たせると痒みが楽になります。そのままではすぐに水分が蒸発してしまい元に戻るという場合は更に工夫が必要です。(炎症がひどい場合は保湿さえも刺激になる場合がありますので、ここでは何が良いかには言及しません。)
漢方では皮膚の下に込もった熱を去り、汗がスムーズに出るのを助ける処方を用いて行きます。
漢方やスキンケアで痒みや乾燥を改善し、掻く回数や程度を減らして行くことが治癒への第一歩です。
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お早うございます。昨日は当地はかなり暖かくなり、一気に桜の開花が進みました。
休日にゆっくりと花見でもしたいところですが、今月は日曜日に予定が続いており叶いません。朝に早く起きて公園の桜でも眺めたいと思います。
これだけ急に暖かくなると、われわれの身体も汗をかいて体内の熱を逃がすという発散の働きが追いつかず、一時的に顏が赤くなったり頭がボ~ッとしたり目まいがするという方が珍しくありません。また皮膚病では一時的に悪化しやすい季節です。
人間の身体にも冬バージョンと夏バージョンがあり、冬バージョンの身体は体温を逃がさないように汗をかきにくくなっています。一時的に初夏のような気候になっても身体の方はすぐに切り替わりませんし、この後で急に寒くなったりすると又汗腺が閉じて冬バージョンの身体に戻ったりします。子供やスポーツ選手などは汗腺の機能が良く働きますので切り替わりが素早く出来るのですが、一般の成人特に高齢者ではなかなか上手く行きません。気候に身体がついて行かないという状態です。
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お早うございます。当地でもようやく桜が咲き始めました。これでも例年よりは少し早い様です。
皮膚が汗を蒸発させて熱を逃がす不感蒸泄の機能が低下することがアトピーや慢性湿疹の症状の原因の一つである事をご説明致しました。ではどの様にして症状が悪化して行くのでしょうか。
どんなひどいアトピー性皮膚炎でも、元々の症状の起こりはふとした原因で皮膚に痒みが出現したという程度のものですが、それを爪を立てて掻いてしまったり、保湿だけで済むところに強めのステロイド外用剤を連用する等の誤った手当てを行った結果、皮膚の角質が厚くなり塞がった状態になり、すると汗や皮脂が出にくいので乾燥して熱が込もり慢性的な痒みとなります。それをまた掻いたり薬を塗ったりの繰り返しが皮膚の機能を低下させてしまいます。
こうなると皮膚表面のバリア機能が失われて、角質層から水分が蒸発して乾燥しやすくなり、また雑菌やアレルゲンが入り込みやすくなるので刺激にも弱くなります。
手当てとしては漢方のほか正しいスキンケア(皮膚の手当て)が不可欠です。
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お早うございます。昨日は花粉症 慢性常習性便秘(2件)の漢方相談がありました。
アトピーなど慢性皮膚病の治し方に関して、漢方の考え方をご説明したいと思います。
皮膚とは身体の表面を覆っているだけではなく、表面を弱酸性に保って雑菌の繁殖を抑えたり、皮脂膜(バリア)を作って角質層に水分を保ち、また雑菌やアレルゲンが入り込まないようにしています。
最も大きな働きは不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と云い、汗を蒸発させて体内の余分な熱を外へ逃がして体温調節をする働きです。この不感蒸泄の機能が様々な原因で低下すると皮膚が熱を逃がせなくなり、皮膚の下に強い熱を持ったり汗が出ずに乾燥し痒みや炎症の状態を引き起こします。これがアトピーや慢性湿疹の始まりです。
漢方ではこの状態を(1)汗がスムーズに出るようにする (2)汗がうまく蒸発するようにする(3)皮膚の熱を冷まして痒みや炎症を改善する 等の手段により症状を改善し、皮膚の正常な機能を取り戻して行きます。
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