「銭の戦争」第10話
新聞ラテ欄:「拡大SP強奪20億・・・倍に稼いで父の会社を取り戻せ!復讐終結へ」
紺野先生が言ったショーペンハウエルの言葉「あきらめを十分に用意しておくことも、人生という旅には必要だ。」をヒントに富生は何を思いついたのか?派手にあきらめるって、どんなことするの?知りたいー。
でもそれがわかる最終回で毎週の楽しみが終わってしまう、次回を待つ気持ちは複雑。
今回の赤松は「あいつなら次にどうする?」って考えて黒田部長に接触したのに、富生は赤松の動きに鈍かったのが私は正直物足りなかった。
部長が録音気にしてるとき「随分用心深くなったんですね」ってとこで何か気づくのかと思ったけど違ったし、ホワイト化学を取り戻すって話を部長がしたとき、それって富生が部長に言ったっけ?ここで気づいて取引やめるのか?と思ったけどそれも違った。
金を増やすことに異常にテンション高い部長の姿に自分自身を見て、意識が戻りつつある母親の目を思い浮かべ、そうゆう形でホワイト化学を取り戻すことへの疑問を感じ、自分たちのお金に対する感覚は狂っていると気づいたのは納得なんだけど。
部長が言うまで赤松の企みに気付かなかったことが残念に思ってしまった。例えば「君をはめずにすんだ」と言ったときに「もしかして赤松という男に会いましたか?」みたいに先に富生が赤松の名前を出したら良かったと思うんだけど。
痛快さとしては物足りなさを感じたけれど、富生が正しい決断をしたことで赤松の企みを阻止できたことは良かったと思う。
今回の富生は改心への心の動きがよくわかり、その表情の素晴らしさには毎回のことながら満足。
赤松から「一生後悔させてやる」と言われたときの表情は特に好き。
自分だけでなく周りの人達への危険を察したと思うし、今までの恨みを支えに立っていた自分自身に恐浮エじたようにも思った。
君の良心が自分を救ってくれたと感謝する富生。
未央からのビンタを心で痛いと感じ、母親のビンタを思い出した富生自身も、自分であの約束を守ったと思う。
あのときの富生は、紺野先生からの1万円を大切に思っていた。
紺野家を出ると告げたとき未央が引き止めたように、3人でご飯食べて笑ったりケンカしたりって、富生にとっても幸せなのかもしれないけど、赤松との決着がつくまでは無理。
未央の富生への想いはわかるけど、富生と未央だと恋愛より紺野先生込みの家族愛っぽく見えるなぁ。^^;
「未央さん、何も持ってないあなたがちょっと羨ましい」っていう梢さんの切なさ。
お金で変わった自分は梢の変わらなさが辛かったと、ひどいことを言ってたことを謝る富生。
富生と梢さんにはドキドキする。
富生には梢さんを守ってあげて欲しいんだけど、できるよ、お前は自分が思っているよりずっと強い、って言葉は励ましではあるけど、女性にとっては複雑な感じと思う。
会議に行くとき富生に笑顔を見せる梢さんはカッコ良くて好きだけど、切なさも感じる。
恋愛関連はどっちかに決まらないで欲しいと思ってしまう。^^;
今日は3月11日、東日本大震災から4年。
大震災はもちろん、他にもさまざまなことで辛い生活をされてる人もいる中で、好きなドラマを楽しむことができるありがたさをつくづく感じる。
「銭の戦争」は、お金の価値や人の心の豊かさについて考えるドラマだとも思う。
たった100万としか思えないことと、キャベツが30円安かったと喜ぶ、どっちが不幸なんだろう?本当に貧しいのは、豊かなのは、どっちなんですかね?という富生の言葉が心に沁みる。
ブラック富生を見るのは好きだし、食うか食われるかの攻防戦はワクワク感あるけど、正しさが悪に負けてはいけないと思う。
白石富生の復讐はどのような形で終わるのか、希望あるラストを願ってる。
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