Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

DoGA・CGアニメコンテスト傑作選1 R

2008-11-19 02:44:46 | アニメーション
DVDで出ましたね。レンタルしてきました。

DoGAのCGアニメコンテストには、今年の春に中野まで行って鑑賞してきましたが、その歴代の受賞作をまとめたものがDVDで発売。中野では「外伝」(選外ではあるがおもしろいもの)が売られていて、欲しかったのですが買えなかったんですよね。このDVDは受賞作を集めたものということで、うれしい限りです。

さて、中味はというと、玉石混交ですね。というか、ほとんどは「なんだこれ」というような作品。そういえば、DoGAってこのノリだった…。大体が2000年から2008年までの受賞作で(一本だけ1992年という早い時期の作品も)、ナンセンスとさえ言える馬鹿馬鹿しい設定の作品が目に付きました。ひたすら格闘したり、麻雀親父が変身して敵と戦ったり、反重力ブーツ(要するに空飛ぶ靴)を履いた遅刻ぎりぎりの女子高生が学校まで猛スピードでダッシュしたり。

知っている作品もあって、その一つが新海誠の『彼女と彼女の猫』。2000年の受賞作ですね。たしか声も新海誠本人が当てているはずですが、これがなかなか上手い。あんなふうに優しく注意されたら、イチコロですね。ぼくが女だったら、の話。ま、猫の役だけど。

あと、『Loop pool』も知っている作品。これはメディア芸術祭で初めて観たときからとても印象に残っていて、とてもよくできていると思っていました。DoGAでも受賞していたんですね。色彩が非常に綺麗なんです。ストーリーはよくあるループ状の話なのですが。蝶を蜘蛛が食べ、蜘蛛を蛙が食べ、蛙を魚が食べ、魚を鳥が食べ…という。

アホらしい作品も多い中、一番いいと思ったのは、『走れ!』という極短いアニメ。赤ん坊が画面の手前に向かって駆けて来て、やがて少年になり、青年になり、結婚し、酔っ払い、という人生の一連の流れを全部かけっこの中で表して、最後は幽霊でゴール。短い中にユーモアも感じさせる、おもしろい趣向の作品でした。ただ、どこかで観たような気がするんですよね…気のせいか、それとも本当にどこかで観ているのか…?

もっと色々と観てみたくなりました。


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