稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年9月10日)

2020年09月11日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
最初に・・・
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今回からは以前のように詳しくは書かない。
以前にも書いたが詳しく書くと、読んだ者が「わかったような気になる」から。

木曜会の稽古は基本の稽古が中心である。
素振り、足捌き、大きくゆっくりとした打ち込み。
それから実戦的な打ち込みや仕掛け技、返し技の稽古となり、主に審査に的を絞った内容にまとまっている。
いきなり審査稽古をしても駄目なのである。基本の一つ一つのパーツを丁寧に組み立ててこそ実戦で通用する技に仕上がる。
言葉としての、表面上の稽古方法だけを捉えて、わかったような気になられても何も身につかない。

今まで、同じ木曜会のメンバーが読んでいると知ったので復習の意味で稽古内容を詳しく書いてきた。
しかし木曜会以外の人が読んでも、この稽古の本質や良さは理解出来ないと思うのだ。
この稽古の価値は「誠先生の剣道教室」を少なくとも5~6回は受けなければわからないだろう。
稽古に参加もしていないのに「わかったような気持ち」になどなって欲しくは無い。

今回より、自分なりに重要と思った部分のみ書くことにする。
稽古に参加した人はこれでも充分に復習として参考になると思う。
悪しからずご了承いただきたい。
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四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
木曜会(誠先生の剣道教室本部稽古)。
20時から21時20分まで。今年16回目。参加人数20人近く。
内容は、竹刀で素振り、足捌きと打ち込み。
防具を着けて互いに面打ち、中心取って小手、中心取って小手面。
最後は申し合わせの出頭面。



刃筋の正しさは左手が中心から外れないところから生まれる。
剣先が止まってしまうような素振りより剣先が鞭のように走るような素振りを目指す。
気剣体一致の技を出すには、しっかりした発声が必要。
七段以上は右手をパクパクしないように。パクパクさせずに柔らかく。
左足を軸としたしっかりした体幹が出来ていると打つべき機会に正しく打てる。

ヒカガミで前に送り出す。
ヒカガミを曲げないように。左足が折れる=腰が曲がることである。
ゆっくり送り出すことで攻めと溜めが生まれる。
攻めとは(素早い動きで)ビックリさせることでは無い。
肘が開くと力が分散してしまう。

竹刀の接点が相手との中心。
そこから右足を出しながら相手の中心に竹刀を持っていって打つ。
竹刀の帽子が交わったところから入る。そのタイミングとリズム。
相手の心が動いたところを打つ。

小手は手を伸ばして打たない。左拳の位置はそのままで腰で打つ。
打ったあとの体勢は立てたままで、そこから面をいつでも打てるように。
コメント
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