稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年2月13日)

2020年02月14日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
木曜会は「誠先生の剣道教室」の本部道場。
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
誠先生と言っても私のことでは無いので念のため。
20時から21時20分頃まで。今年6回目。参加人数20人ほど。
先週と違って暖かい。いや先週が寒すぎた。


(19時~20時は四条畷剣友会の子供たちの稽古)


(同じく)


(誠先生による指導)

稽古は、面を着けずに素振りのあと、
切返し、面打ち各種、仕掛け技基本各種、
出頭面、返し胴、同時打ち相面、面に対する応じ技(余し技は無し)の稽古。
切返しで終了。

---最初のお話---
打つべき機会は右足の使い方で決まる。
普通に右足出しても相手が無反応の場合はもう一つ出してみる。
鎬と足の使い方で剣道が変わる。

素振りでは左のヒカガミが曲がらないように意識すること。

---面打ちでのお話---
せっかく足を出したのに、そこから手だけが先に出てしまっては駄目。
さらに足を出しながらが大切。ほんの少しだけでも「足を出しながら・・」で大きく違う。

触刃、交刃から鎬を擦りながら打つが、手だけでいくと相手の竹刀を超えてしまう。
足を出しながら竹刀を上げると相手の鎬と接しながら打てる。(竹刀は超えない)
鎬が離れると相手を割れない。鎬を意識しつつ足から出ると相手を割ることが出来る。

基本打ちでも残心を忘れないこと。
肩と肩が交わったところで右足を軸に(1回で)くるりと反転し引き残心をする。

1つ2つ(場合によっては3つ)足を出す場合でも元の構えに戻れるように。
小手の場合も1つ2つ足を出す。相手の身幅分、横鎬で押さながら。
小手面を「速く打とう打とう」とすると技前の「鎬の使い方」がおろそかになってしまう。
技前がしっかり出来ていないとどんな技も打てない。

---仕掛け技---
面を打とうとして防がれるから面、面を打とうとして防がれるから小手は、
最初から面や小手を狙っていては駄目で、あくまで「面を打とうとする気勢」ところが大事。
体(たい)の移動と気攻めが連動していることが大切。

---出頭面---
右足を出すのだが、どこで右足を出すのか?
遠い間合いで右足を出すのか近い間合いなのか、それは相手の「打ち気」を感じるところ。
自分が先に打てる状態を完成させて相手(目や肩、腕、拳などの変化)を観察して起こりを捉える。

誘いの出頭面。ふっと空ける、釣って誘う、拳を攻めるなど、打てる状態から誘って打つ。

---面返し胴---
固く入らない。柔らかくス~とゆっくり入る。
打ったあと抜こうとしないこと。脾腹を打ったら力を抜く。

---面に対する応じ技---
うまく打てない人は打った後の間合いの取り方が下手。

---最後の礼にて---
ここで基本がうまく出來ても、実際の稽古で出来ないのは構えが決まるのが遅いから。
構えが決まらないと相手が先に出てきたら崩れて打ってしまうのである。
いつでも相手より先に構えが決まる(いつでも打てる正しい構えになる)ように。
まず遠間でしっかり構え気を充実させること。その身構え気構えのまま触刃交刃と入る。
ここだと思ったら右足出して思い切って打つ。しっかり距離を開けて残心を取る。




【感想・反省点】

若手と組んだので同時の相面は打たれてばかりだった。
どうも私の面は鈍足過ぎる。足が出ていないし手のスナップが効いていない。
状態は自分でわかっているので意識して改善したい。爺さんだけど。

稽古で苦手なのはまさしく年齢の高いベテランの六段七段。
剣先を合わせない。そして引っかけようとしている。打っていくと下がるか防ぐ。
相手から仕掛けてくることは少なく「何とかうまく返してやろう」的な剣風である。

しかし迷わず木曜会の剣風を実践しよう、と思う。
「打たれても良し」でやっていくことしか上達の道は無い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする