稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

素振りで始まり素振りで終わる(木曜会、2018年7月19日)

2018年07月20日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
木曜会稽古。四條畷の市民活動センター。
今年25回目。人数は20名ぐらい。

昨日(18日)が「今年いちばん暑い」と思ったが昨日の比では無い。
体育館の中は40度は確実に超えていると思う。
防具袋から稽古着と防具を取り出し着用する。

事務所から持ち出した防具も稽古着も、
最初はひんやりと冷たく感じていたが稽古が始まると熱くなっていた。
触って熱いということは体温より高いということだ。

再来年にはこの時期にオリンピックをするという。
これは狂気の沙汰だ。競技では無く耐暑大会になってしまう。
選手や観客に死人が出るかも知れない。

師匠が来て、きょうは剣道をやる環境では無いと言われた。
同感である。素振りをすると言われ少しホッとした。

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●右手ずらしの大素振り。
歩幅大きく手は伸ばす。鞭がしなるような感じで。

●右手ずらしの水平正面打ち。
一本一本を決めるつもりで。

●拳の間隔を空けて普通の正面打ち。
竹刀の先が走るように。

●左右面。
左拳の位置が中心線上に。刃筋正しく。

●足を入れ替えての左右面。
右手の小指薬指が開かないように。

●摺りかぶり。
あごを引いて胸を出して左足に体重をかけて。
(右足)出して(左足引き付けて)打つ・・という意識で。

●高速摺りかぶり。
左足踵が浮いていること。体軸がぶれないように。

●組になって高速摺りかぶり。
相手の竹刀を折るぐらいに強く打つ。

●組になって、足を開いて左右返し胴。
リズムよく腰を上下するのがコツ。

●同じく組で左右返し胴。懸かり手は目をつぶって。
(うちの組はレベル的に危険なので目は開けて行った)

  コツは、打ったすぐに竹刀を上げて受け、受けたらすぐ打つこと。
  見ないで打つクセを身につけると身体が勝手に動くようになる。

●組になって足を大きく開き(両拳をくっつけて竹刀を握っての)左右水平受け返し正面打ち。
(面返し面、見たことはあるが自分でやるのは初めてである)

  左右に受けるので足を大きく開いて身体ごと左右に傾けること。
  慣れたら大きく強く打つように心掛ける。

●早素振り。

●足を踏み替えての早素振り。

●組になって早素振り打ち。

●組になって長息での早素振り打ち。

●組になって一息での早素振り打ち。

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途中の説明から・・

心気力の一致した気剣体の一致の技が出なければならない。
特に八段審査では咄嗟に技に変わる気剣体の一致の技が出なければ駄目。
右手の巧緻性は大事。玄妙な技は手首の柔らかさから生まれる。
どんな技でも打てる。でも打たない。・・という相抜けの精神。


(最初は礼法から始まった)


【感想・反省点】

素振りだということで安心していたが、
それぞれ10本から20本(早素振りは30本)を何回もやったので、
全部を足すとかなりの本数を素振り&打突したことになる。
面を着けないだけマシだが全身汗だくとなってしまった。
「いつもの稽古のほうが楽や~」という声も上がったほど。

しかし途中で休憩も入ったし、
今までやったことの無い基本稽古も(形だけ)覚えたので、
ぜひ長正館の稽古でもやってみたいと思った。良い稽古だった。
コメント
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