稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

下品なる恵方巻の風習

2017年02月03日 | つれづれ

(セブンイレブンのサイトより)

15年以上も前のことだが実家に行って驚いた。
いわゆる太巻きを庭に出て恵方を向いて丸のまま食べるのだという。
「恵方巻」と言って大阪では昔からの風習だと言う。

大阪の船場に生まれ育ってるがそんな行事は聞いたことが無い。

さっそく船場の友人に聞いてみたら新町(船場の隣町の色町)で、
船場の旦那衆が馴染みの芸子に太巻きを丸のまま頬張らせ、
その様を面白がって囃し立てたのが元なのだそうだ。

ようするに「フ○ラ巻き」なのである。下品な芸者遊びだ。

ありがたくも何ともない。みっともない限りだ。
そしてこんな物を昔からの風習だという実家にも憤りを感じる。

実家は次兄が継いでいるが、昔から何やら怪しげな行事を取り入れては、
いかにも昔からやっていた「我が家の伝統行事」のふりをするのである。
これは成り上がり者の劣等感の裏返しのような気がしてならない。

我が家は太巻きは一口大(ひとくちだい)に切って食す。
丸のままかぶりつくことはしない。
それが昔からの日本の伝統的な食文化である。

恵方巻の風習など止めなさい! と全国的に言いたい。
コメント
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