稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

S藤先生との出会い

2016年10月27日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
このブログ、初期の頃は稽古の事ばかり書いていました。
読み返すとかなり剣道で悩んでいた事がわかります。言い訳ばかり書いてましたね。
七段を頂いた今、個々の稽古のことを書くのは気恥ずかしくなってしまいました。
あれこれ書きたいけど「あんたどれだけのもんやねん?」って言われそうで書けません。

奈良で初段、岩手で二段、秋田で三段と四段、東京で五段を頂きました。
あちこちで稽古していたので師匠はいません。
一貫した指導を受けたことは無く試行錯誤ばかりしてました。
関西に戻り、妙な荒っぽい剣風のまま六段を頂きました。
五段は20回ぐらい、六段は15回ぐらいは受審しました。
異常に年数がかかったのは、かなり妙な剣道をしていたからだと思います。
ずいぶん遠回りしてきたものです。

ある時、自分の変な剣道に気付いたのは六段受審で悩んでいた頃でした。
構えも姿勢も何もかもが悪く、まずは手本となる先生を真似、構えから修正しました。
構えを修正した翌年に何とか六段合格しました。ここまでは自分でたどり着いた道です。

六段に受かったあと、長正館での稽古会でS藤先生(八段)に出会いました。
その稽古というかS藤先生の稽古姿が衝撃的でした。
尊敬していた七段先生達が手玉に取られています。
そして何よりも安定していて無駄がありません。
稽古のお誘いを受けたので、さっそく翌週から稽古に参加させてもらいました。
この方と出会えなかったら私の七段合格は5年は遅かったと思います。

S藤先生の剣友会での稽古、延々とゆっくりな面打ちをするので最初は退屈でした。
S藤先生が、この面打ち見本をしても、同じようにはまったく出来ません。
いま4年過ぎてますが、それでもやっと真似事レベルです。

そのほか、目からウロコ的な事を毎回のように指導されました。サプライズの連続です。
で、数年で明らかに剣風が変わりました。周りからも「変わったねえ」と言われました。
で七段審査。S藤先生の指導通りにやって初年度で受かりました。
これからもS藤先生を見習います。だからS藤先生は私の剣道の師匠です。

今年中には指が完治すると思われます。
そうしたら出稽古も積極的に参加し、より剣道を深めたいですね。
ブログではあまりは書かなくなりますが剣を交えて語り合いたいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする