
それを見て学び、いかに自分のものにしていくかというところなんですが、中には自分の手法とは全く異なる手法もあります。
例えば、誉めて、誉めての指導もあれば、厳しくてピリピリした雰囲気の中での指導もある。
また、道場に入れば一人一人大人に挨拶してから練習に入るといった礼儀を重んじた道場もあれば、先生にもタメ口オッケーなフレンドリーな道場もある。
更には、単品での出稽古も何でもオッケー、楽しくやろうよ的な道場もあれば、帰属意識を高め、ルールを作って報告連絡が必要な道場もある。
たまに、
あのやり方で強くなっても・・
とか、
あのやり方は自分はやらない・・
とか耳にしたりしましたが、自分的には手法なんて十人十色で、良い部分は黙って盗めば良いと思っていたし、自分の手法と違うと思えば黙ってスルーすればいい話だと思っていた。
そりゃたまには近い人には言いますよ。
けど、基本的にそれを口にするのは妬みのようで、恥だとも思っていたし、言うだけの材料がないと口には出来ないと思っていた。
だからやっぱり男は黙って・・がいいのかな。
で、自分、いろいろ言われたとしても、あんまり腹は立たなかったんです。
そもそも現状に充実している人ってそんな事言わないと思うんですが、人から指摘されて直す部分があると思えば直すし、とにかく、見返えしてやろうと燃えましたからね。
だから、自分もそんな事を口にしてしまいそうになれば、
あ、イカンな・・俺、今病んでるな・・。
と思うようにしていました。
今でも起きてる時間の90%は柔道のこと、いかに我が子や教え子に勝たせることが出来るのかしか考えていません。
なので人の手法がどうとかいう時間はないし、人の手法をどうとか言われる人程、自分の手法が確立されていない印象があります。
ま〜何はともあれ、実はマイナス思考のようで、ある意味プラス思考だったんだな。