田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

水郷柳川のさげもんめぐり

2016年03月09日 | 柳川

  春本番を思わせる暖かさに誘われて、柳川の雛祭さげもんめぐりに行きました。柳川にはついこの前に来たばかりです。

 さげもんとは、縁起の良い鶴やウサギ、ひよこ、這い人形などの布細工と鮮やかな糸で巻き上げた「柳川まり」とを組み合わせたもので、「幸福」「健康」など、母親、祖母、親戚等の願いが込められています。(柳川市ホームページより引用)

 まず旧戸島家住宅に来ました。江戸時代の武家屋敷です。中老職の家として建てられ、間数は多いのですが、こじんまりとしています。庭園に面した廊下では、外国人女性が本を読んでいました。私達のような観光客がばたばたと出入りするのは迷惑だったでしょう。観光寺院などで時々、こういう情景に出会います。 

  

  順路の案内です。武家屋敷にしては洒落ています。

 

  座敷に飾られた雛壇とさげもんです。大小のさげもんが市内のお店でも売られています。孫娘にでもと思って手を伸ばそうとしますが、値札を見ると手が出ません。

  これは別の場所の古民家の庭に置かれた人形です。庭のあちこちに、こういう遊びがありました。家の中は沢山の雛飾りとさげもんで埋め尽くされていました。圧倒されますが、多ければ良いというものでもないので、写真はありません。 

 

 沖端の乗下船場辺りを行く雛めぐり船です。いつもとは違うコースを回るのでしょうか。この日は土曜日で天気にも恵まれ、沖端界隈は多くの観光客で賑わっていました。 

 

  ここも沖端です。左は旧藩主立花邸「御花」の蔵です。こうした風景を見ていると、春が来たなと実感します。

 

  御花の西洋館です。右手の入り口から入ります。

 

 御役間の座敷に飾られた、さげもんと雛段です。大名家の雛飾りだけあって、雛人形は古式通り向かって右が男雛です。さげもんは廊下にも沢山飾られていました 。

 

 大広間横の廊下には、ずらりと兜が飾られています。「金箔押桃形兜(きんぱくおしももなりかぶと)」というそうです。立花家には同様の兜が240頭も伝わっているそうです。

  

国の名勝、松濤園です。野鴨が来ています。 

 

  御花の入り口には琴奨菊関の等身大パネルが置かれていました。

 琴奨菊の優勝と結婚が重なり、出身地の柳川は大いに盛り上がっています。東京での結婚披露宴に続き、ここ御花でも昼夜2回に分けて披露宴が行われました。このところ、お二人とも優勝と結婚の報告会で大忙しです。 

 

  この日の午前には、15艘のどんこ船にご夫妻や市長などを乗せて水上パレードがありました。掘割の両岸では、多くの市民や観光客が祝福したそうで、地元の新聞やテレビでも報道されていました。新婦は慣れないことが続いて大変でしょう。 

 

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2 コメント

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さげもん (tango)
2016-03-09 07:38:22
柳川の川下り。。一度私も乗りました
お花亭でウナギの蒸篭虫を美味しくいただきました
お庭も覚えがあります
いいところですね~~
さげもんの飾りはかわいらしく、手が込んで
すばらしいですね~
琴奨菊は柳川を盛り上げていますね(^_-)-☆
楽しい時間を過せてよいことです~~♪8031
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おはようございます (九州より)
2016-03-09 08:39:21
柳川のさげもんは手作りですから、値段が高いには仕方ないですね。
琴奨菊は春場所が正念場ですね。
本業以外が忙しくて、大丈夫かなと心配しています。
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