田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

「岸田劉生と椿貞雄」展を観る

2018年05月21日 | 美術館・博物館

 久留米市美術館で「岸田劉生と椿貞雄」展が開催されています。

 岸田劉生は私の好きな画家ですが、椿貞雄の名前は初めて知りました。椿は山形県米沢市の出身で、18歳の時に上京して自画像を岸田に見てもらい激賞されました。それ以来、椿は岸田とともに行動し、岸田に深く傾倒していきます。

 展覧会では二人の作品が160点ほど展示されています。椿は生涯を岸田に師事しましたが、展示作品を観ているとモチーフや画風など、岸田の影響を強く受けていることがわかります。岸田は「麗子像」シリーズを描きますが、椿も少女像を描きます。美術館前の看板には両者の少女像が並べられています。左が岸田の「麗子像」です。

 岸田が若くして世を去ったのち、椿は独自の画風を築いていきます。会場では椿のポストカードはありませんでしたので、岸田の洋画と日本画を一点づつ紹介します。 

 

 「夏の道」

 

  「丹畫麗子像」

 

 

 

 

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