何度撮っても同じ場所の同じ花。
時にはお節介な説明者が登場してただでさえ狭い通路が塞がれる。
詳しい解説などは要らない。
咲いている花がどのような経緯でここに育つかも不問だ。
詳しい中身は知る人ぞ知る…で充分。
▲ おしべ・めしべの備わる両性花、おしべだけの雄花、退化しためしべを持つ雄花が見える。
残念ながらここで、雌花を見たことは無い。▲
▲ 中心部の赤に退化しためしべを持つ雄花。▼
▲ おしべだけの雄花。おしべは花弁の長さを超える。
真上からだと、外側にある萼片長とその内側にある花弁長の違いがよく見える。▼
▲ 退化しためしべを残す雄花。
花弁は萼片より短く白色、その外側に花弁より長く大きな萼片がありこちらも白色。▼
☆
▲ 少し紫色を帯びているのが萼片。白一色の花弁は短い。▼
▲ 花期の終盤、萼片も紫が少し濃くなりかなり派手に見える両性花。
おしべの花粉がめしべの先端に付いている。▼
セリバオウレン(芹葉黄連) キンポウゲ科オウレン属 Coptis japonica var. dissecta
葉は2回3出複葉 葉は芹に似ている?からセリバ。
(2020.02.24 森林植物園)
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森林のセツブンソウ 森林のセリバオウレン 森林のセリバオウレン2020
青垣のセツブンソウ 青垣のセリバオウレン 京都のセリバオウレン
2009 2010 2011 2012
2009年のセリバオウレン 2008年のセリバオウレン(雌花画像)
そこの地主さんから、オウレンの自生地に案内して貰いました。
陽も射さず雪が残る古い山城跡でしたが、細々と続く山道のあちこちに咲いていました。
それ以来何年も、毎年2月には出掛けていましたから懐かしい場所です。
幾つかの野辺の草花はそのように自然に咲いているのが良いな…と思いますね。
過去のお写真も見せていただきました。
子孫を残す可能性をいくつもの形にしているなんて、小さいけどすごい植物なのですね。
コセリバオウレンは、セリバより葉の形が細かく分かれているようでした。