HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

キクイモ(菊芋) キクイモモドキ(菊芋擬き)

2017-09-04 | 夏 黄色系

似て非なるモノに「擬き」
菊芋に似て、芋が貧弱なので擬き。
掘り起こさないと芋の大きさはわからない。
もう一つ面倒なのが、イヌキクイモ。
それでも何とか地上部だけで判別したい。


▲ キクイモの葉は対生、上部では互生、鋸歯は目立たない。
花床は半球形、キクイモモドキは円錐形。 ▼






キクイモ(菊芋)キク科ヒマワリ属 Helianthus tuberosus
キクイモモドキとの違いは何となく理解出来るのだが
面倒なのは同属にイヌキクイモ(Helianthus strumosus)がある。
幾つかの解説では塊根を掘り起こした画像が掲載されていたりもするし
キクイモの舌状花は10枚以上と多めで先端は浅裂、総苞は短く反り返る。
葉は広めで明るい緑色、粗い鋸歯があり、下部では対生、上部では互生の説明。

イヌキクイモの舌状花は10枚程度、先端は尖り、総苞は長く反り返らない。

葉は細く黒みを帯びた濃緑色、不規則な鋸歯があり、下部では対生、上部では互生と説明されていたりする。


▲ キクイモモドキの葉は広めで下部から上部まで互生、目立つ鋸歯がある。
キクイモの花床は半球形だが、こちらは円錐形になるから見た目で区別出来る。▼

キクイモモドキ(菊芋擬き) キク科ヘリオプシス(キクイモモドキ ヒマワリモドキ)属
Heliopsis helianthoides ヒメキクイモ(姫菊芋)
(2017.08.29 東京・小石川植物園)

 
【再掲】 キクイモモドキとイヌキクイモの総苞の違い。
Wikipediaでは、ヒメヒマワリ(Helianthus cucumerifolius(=Helianthus debilis)、
キクイモモドキ(Heliopsis scabra)、ヒマワリモドキ(Heliopsis helianthoides) 
大場の植物分類表では、Heliopsis helianthoidesをキクイモモドキとしている
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キクイモ キクイモモドキ



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