HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

セイヨウヒイラギナンテン → マホニア・チャリティー

2021-01-16 | 冬 黄色系

手作り感のある名札に替えられ始めている。
それでも多くは何年も「間違いは訂正されず」そのままになっている。
幾つかの名札はそのままになっている。
名札があってもなくても、花は咲き実をつけるのだから、それで良いのだろう。
この花は長い間セイヨウヒイラギナンテンだった。
ヒイラギナンテンとはどこか違う、そう思って調べかけて何年も放置していた。


▲ 長い花穂は立ち上がって幾つもの花、花柄基部にはれぞれに苞片が付いている。▼







▲ 花弁6枚、萼片は内3、中3、外3の9枚。▼

▲ ロウバイに似て、開花直後のおしべは花弁についている。▼



▲ 花弁部分は咲き進むと白くなって最後には萎れ、萼片と共に脱落する。
柱頭を残した子房部分が肥大して果実になる。▼


▲ 花穂は長く先端部分に向かって咲き上がり、早い時期に基部辺りから果実が膨れ始めている。
花の頃は目立たなかった苞片が目立つ。▼



▲ 訪花昆虫は少ないけれど、花は受粉しているようで幾つもの果実が見える。
ナンテンとは違って赤くはならず、熟すと青黒くなる。▼


ヒイラギナンテン チャリティー メギ科ヒイラギナンテン属 Mahonia × media 'Charity'
ヒイラギナンテンとマホニア・ロマリフォリア(Mahonia oiwakensis ssp. lomariifolia)の交配種のひとつ。
Media mahonia , Charity mahonia等と呼ばれることも多い。

ヒイラギナンテン(柊南天) Berbires japonica(=Mahonia japonica)
ヒイラギはモクセイ科、セイヨウヒイラギはモチノキ科、ヒイラギナンテン、セイヨウヒイラギナンテンはメギ科。
花も果実も全く違うから名前のつけられ方がなんとも厄介だ。
中国産のヒイラギナンテン( Mahonia japonica)とマホニア・ロマリフォリア(Mahonia lomariifolia)との種間交雑種なので
Mahonia × mediaの学名、園芸種名として'Charity'が付けられている。
「マホニア・チャリティー」と呼ばれるのが普通なので訂正する。
(2020.01.14 上が池公園)


▲ 花の一つを分解した折の画像 ▲
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ヒイラギナンテン(柊南天) セイヨウヒイラギナンテン ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)
マホニア・コンフューサ(・コンフサ ヤナギバヒイラギナンテン)



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